「雑草対策の庭にして、草取りをやめたい…」
年齢を重ねると、体力的にも雑草取りが一層負担に感じることはありませんか?
腰や膝に負担をかけながら、せっかく抜いてもすぐに雑草が復活してしまう…。
さらに、家族との時間を大切にしたいのに、庭の手入れに時間を取られるのももったいないですよね。
この記事では、【プロが推奨する雑草対策の庭】庭の雑草を生えなくする方法8選についてお伝えするとともに、DIYでやる庭の雑草対策3つの秘訣についてもご紹介します。
無理なく、きれいな庭を保ちながら、余裕のある暮らしを手に入れましょう。
【プロが推奨する雑草対策の庭】庭の雑草を生えなくする方法8選!
庭の雑草に悩まされている方は多いですよね。草むしりをしても、すぐに雑草が生えてくる。その手間や体力的な負担に疲れ果ててしまうのも無理はありません。
実は、プロの庭師が推奨する効果的な雑草対策がいくつかあります。ここでは、長期間にわたって雑草が生えにくい庭を作るための方法を8つ紹介します。
雑草対策方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
防草シート+砂利敷き・瓦チップ | 手軽でコストパフォーマンスが良い。 | 見た目が質素になる。壁際からの雑草は防げない。 |
防草シート+人工芝 | お手入れがほとんど必要なく、見た目が美しい。クッション性があり子供に最適。 | 壁際からの雑草は防げない。 |
防草シート+ウッドチップ・バークチップ | ナチュラルな景観を保ち、木の周りに使うとおしゃれを演出できる。 | チップが雨風で飛んでいったり腐ったりするので、入れ替えが必要。 |
防草シート+グランドカバープランツ | 緑を増やしつつ雑草対策ができ、自然な見た目。 | 植物の繁殖や手入れが必要 |
固まる土 | 自然な見た目で、施工後のメンテナンスがほとんど不要。 | ひび割れが生じる可能性があり、カビやコケも生えやすい。 |
レンガ・石・タイル張り | 高級感があり、耐久性が高い。BBQスペースにお勧め!落ち葉掃除がしやすい。 | DIYでは困難、施工には技術が必要。 |
ウッドデッキとタイルデッキ | スタイリッシュで雑草が生えるスペースを無くせる。洗濯物干し場として効果大! | 初期費用が高い。 |
コンクリート | 圧倒的な耐久性で、長期間のメンテナンスがほぼ不要。 | 見た目が無機質で冷たい印象を与える。初期費用が高く、施工が難しい。 |
防草シートは雑草対策の基本!メリット・デメリットをご紹介!
庭の雑草対策として非常に効果的な方法の一つが防草シートです。シートを敷くだけで雑草の成長を強力に抑えることができ、長期間にわたって手入れを簡単にすることができます。
ただし、防草シートには「織布(しょくふ)タイプ」と「不織布(ふしょくふ)タイプ」の2つの種類があり、それぞれの特徴を理解することが重要です。
織布タイプは設置が簡単でコストも抑えられますが、耐久性がやや劣ります。
一方、不織布タイプは耐久性が高く、通気性や水はけにも優れていますが、価格が高めで敷設がやや難しいのが特徴です。
一時的な雑草対策なら織布の防草シート。長期的な対策なら不織布の防草シートを選ぶようにしましょう。
防草シートのメリット
- 雑草の成長を強力に抑制
防草シートは、光を遮断して雑草の成長を防ぎます。一度敷けば、長期間にわたり雑草が生えにくくなり、草むしりの手間を大幅に減らすことができます。 - 簡単に設置できる
専門的な知識や技術がなくても、自分で簡単に設置できる点が魅力です。ホームセンターやオンラインで手軽に購入でき、設置も簡単です。 - メンテナンスが少なくて済む
防草シートを敷いておけば、定期的な雑草取りを減らし、長期間美しい庭を保つことができます。コストパフォーマンスが良い点も、人気の理由です。 - 他の素材と組み合わせができる
防草シートの上に砂利、人工芝、ウッドチップなどを敷くことで、庭のデザイン性を持たせながら雑草対策ができるのもポイントです。
デメリット
- 紫外線に弱く劣化する
紫外線や風雨の影響で、防草シートは数年後に劣化することがあります。 劣化が進むと、雑草がシートの隙間から生えることがあるため、定期的に点検することが必要です。 - 完全に雑草を防げないことがある
シートの端(壁際)や隙間から雑草が生えることもあります。これを防ぐには、シートを重ねたり、しっかり固定することが重要です。 - むき出しだと見栄えが悪い:
防草シートだけを使用すると、無機質な印象になりやすいです。そのため、砂利や人工芝で覆うなど、デザイン性を高める工夫が必要です。
防草シートの上に他の素材を置くと、この防草シートのデメリットを補う事ができます。使う防草シートによっては耐用年数が半永久的になるものもあります。
なので、防草シートを使う場合は、他の素材とセットで使うと良いでしょう。次に防草シートの上に使える素材をご紹介していきます。
防草シート+砂利敷き・瓦チップ
防草シートと砂利、または瓦チップを組み合わせる方法は、特に手軽で効果的な雑草対策として知られています。
まず、庭全体に防草シートを敷くことで、雑草の種子が地面に接するのを防ぎます。そしてその上に、直径数センチ程度の砂利や瓦チップを敷き詰めます。
これにより、太陽光を遮断し、雑草の成長を抑えることができます。
この方法のメリットは、見た目もすっきりとしており、コストパフォーマンスが良い点です。さらに、砂利を踏むと音が出るので、防犯効果も期待できます。
車の出入りが頻繁な場所で砂利を使用すると、不便に感じることが多いです。特に、タイヤが通るたびに砂利が動き、轍ができてしまうため、タイヤが空回りしてしまうことがあります。
これにより、車の出入りがスムーズにできず、ストレスを感じることがあるでしょう。
さらに、タイヤが砂利を巻き込んで道路に飛び出すことがあり、ご近所に迷惑がかかる可能性もあります。砂利が周囲に散乱することで、周辺環境にも影響を与えるため、注意が必要です。
防草シート+人工芝
防草シートと人工芝の組み合わせも、非常に人気の高い雑草対策の一つです。まず、防草シートを敷くことで、雑草の成長を根本から防ぎます。
その上に人工芝を敷くことで、見た目も美しく、まるで自然の芝生のような景観を保ちながら、雑草を抑えることができます。
人工芝のメリットは、お手入れがほとんど必要ない点です。一年中緑の美しい庭を楽しめるので、特に小さなお子様やペットがいる家庭には最適です。
また、クッション性もあるので、子供たちが安心して遊べるスペースができます。デメリットとしては、初期費用がやや高めであること。
また、長期間使用すると、人工芝自体が劣化するため、定期的な交換が必要になることもあります。(人工芝の一般的な耐用年数は5年~10年以上)
防草シート+ウッドチップ・バークチップ
自然な風合いを大切にしたい方には、防草シートとウッドチップやバークチップの組み合わせがぴったりです。
この方法は、まず防草シートを敷き、その上にウッドチップやバークチップを敷き詰めるというシンプルな手順で実施できます。木材を使ったチップは、自然な景観を保ちながら、雑草の成長を効果的に抑えることができます。
この方法の最大の魅力は、庭の見た目に温かみを加える点です。ウッドチップやバークチップは、庭にナチュラルな雰囲気を演出しつつ、雑草を防ぐ役割を果たします。
ウッドチップやバークチップは雨風で飛ばされたり、長期間使用すると腐ってしまうことがあるため、適切なタイミングでの入れ替えも必要です。
防草シート+グランドカバープランツ
もし庭にもう少し緑を増やしながら雑草対策をしたいとお考えなら、防草シートとグランドカバープランツを組み合わせる方法がおすすめです。
まず、防草シートを敷き、シートに穴を空けてグランドカバー植物を植えます。この方法により、グランドカバーだけが綺麗にはい揃いやすいです。
芝生だと土気があるため、雑草がどうしても生えてきます。ですがグランドカバーは防草シートの上でも十分に繁殖してくれるので、地植えするだけよりも雑草が生える隙間をなくし、長期的に美しい庭を保つことができます。
グランドカバー植物は、例えばクラピアやダイカンドラなどが人気です。これらの植物は強くて手間がかからない上、土を覆うように広がり、雑草の侵入を防ぎます。
ただし、グランドカバー自体が繁殖しすぎる場合や、水やりなどの基本的な手入れが必要です。
防草シート以外の雑草対策
固まる土
固まる土は、近年人気が高まっている雑草対策の一つです。
この方法は、庭の土に特殊な固まる材料を混ぜることで、雑草が生える隙間をなくし、固い地面を作ることができます。
固まる土は見た目が自然で、施工も比較的簡単なため、ナチュラルな雰囲気を保ちつつ雑草を防ぎたい方におすすめです。
この方法のメリットは、自然な土の雰囲気を残しつつ、施工後の草取りがほとんど不要になる点です
しかし、固まる土も数年経つと表面が劣化し、ひび割れが生じる可能性があるため、長期間の使用を考える場合は定期的な補修が必要です。
レンガ・石・タイル張り
レンガや石、タイルを使った敷設は、非常に高級感があり、庭のデザインに個性を与えると同時に、雑草を防ぐ強力な手段です。
レンガやタイルを敷くことで光合成をさせなくして、雑草の成長をしっかり抑えることができます。また、素材の重みが雑草の侵入を防ぎ、見た目もおしゃれです。
この方法のメリットは、メンテナンスがほとんど不要で、長期間にわたって美しさを保てることです。また、石やタイルは耐久性が非常に高いため、庭の一部を駐車スペースとして利用する場合にも適しています。
ただし、ただ土の上にレンガを並べるだけだと目地などから雑草がはえてきます。またレンガやタイル、石の上に土が溜まるとそこから雑草がはえてきます。
こうならないためには、下準備(下地作り)がとても大切になるのですが、DIYで行うのは難易度が高くプロの技術が必要です。
ウッドデッキとタイルデッキ
庭全体をウッドデッキやタイルデッキで覆う方法も、雑草対策として非常に効果的です。ウッドデッキやタイルデッキを設置することで、雑草が生えるスペースを完全に無くし、庭の手入れが驚くほど楽になります。
特に、デッキ部分は家族や友人が集まるスペースとして活用でき、見た目もスタイリッシュでおしゃれです。
ウッドデッキのメリットは、自然な木の風合いを楽しめることです。また、DIYで比較的簡単に設置することも可能です。
一方、タイルデッキは耐久性が高く、ほぼメンテナンスフリーで、経年劣化が少ない点が魅力です。どちらのデッキも長期間使えるため、一度設置すれば雑草に悩まされることはほとんどなくなるでしょう。
ただし、初期費用がやや高めで、ウッドデッキは定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。(本物の木を使ってウッドデッキを作った場合)
最強の雑草対策はコンクリート
コンクリートは、雑草対策として最も強力で効果的な方法の一つです。
庭全体をコンクリートで覆うことで、雑草が生える隙間を完全になくし、長期間にわたって手入れをほとんど必要としない状態を作り出せます。駐車場や歩道など、頻繁に使用するエリアにも最適です。
この方法の最大のメリットは、圧倒的な耐久性です。コンクリートは、他の素材と比べても非常に頑丈で、年に何度も雑草取りをする必要がなくなります。
また、汚れも簡単に洗い流せるため、掃除も楽です。ただし、見た目がやや無機質になりがちで、庭全体をコンクリートで覆うと冷たい印象を与えることがあるため、デザインに工夫が必要です。また、初期費用が高く、施工にも専門の技術が求められます。
雑草だらけの庭をなんとかしたい!DIYでやる庭の雑草対策3つの秘訣!
庭が雑草だらけになると、見た目も悪くなり、手入れにも時間がかかってしまいますよね。「また草むしりか…」とため息をついてしまうことも多いでしょう。
そこで、今回はDIYで手軽にできる庭の雑草対策を3つご紹介します。簡単に実践できて、自然にも優しい方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
根っこを残しても大丈夫!素早く庭の手入れを終わらす除草方法
雑草を根っこから抜かないといけないと思っている方も多いですが、実は根っこを残しても十分に効果的な除草方法があります。
根っこをすべて取り除かなくても、地表部分を処理するだけで、雑草が再び生えるのを防ぐことができ、体力的な負担も大幅に軽減されます。
ここでは、手軽に実践できる「根っこマルチ」と「草マルチ」という2つの方法をご紹介します。
【根っこマルチ】自然派におすすめ!土を育てる手作業での除草
根っこマルチとは、雑草を根っこから引き抜かず、地表の部分だけを切り取る手法です。根を土の中に残すことで、土壌が固まらず、通気性や水はけを良好に保つことができます。
また、根が分解されることで土に栄養が戻り、長期的には雑草が生えにくい環境を作り出します。
この方法は、手作業で行うため、体への負担も少なく、自然派の除草対策として特におすすめです。手軽に始められる上に、雑草取りの手間も減るため、庭を育てる楽しみを感じながら作業できるでしょう。
ただし雑草を地際で刈らないといけないため、鎌などの道具の消耗が激しかったり、広範囲な草刈りは腰を痛めてまいます。
この方法は花壇の草取りなどにお勧めです。
【草マルチ】広範囲の雑草もスッキリ!草刈り機で時短除草
広い庭や雑草が多い場所では、手作業だけでは大変なこともあります。そんな時に役立つのが草刈り機を使った「草マルチ」方式です。
草刈り機を使って広範囲の雑草を一気に刈り取り、刈り取った草をそのままマルチングとして利用することで、時間を大幅に節約できます。
草マルチは、刈り取った草が土壌を覆うため、雑草が生えにくくなる効果もあります。
また、草は自然に分解されるため、土に栄養を与える役割も果たします。この方法は、短時間で効率的に広いエリアを整えたい方にぴったりです。
ただし、刈った草を放置しすぎていると、腐ってしまって悪臭を放つこともあります。また、刈った雑草がどんどん地面に堆積されていくので、最終的に処分しようとした時に大変になります。そんなこともあり基本的には、草はビニール袋に入れて捨てる事をお勧めします。
【除草剤】撒く時期が重要!効果を最大限に引き出す使い方
除草剤を使う事に抵抗がない方には、除草剤を使う事で雑草が生えてこないようにすることも可能です。雑草が一生、生えない除草剤というものは存在しませんが、ちょっとしたコツをしれば長期間、雑草を生えてきにくくなります。
そのコツとは何かというと、除草剤を効果的に使うには、撒く時期がとても重要だという事です。
雑草の成長期に合わせて適切なタイミングで除草剤を使用することで、最大限の効果を引き出すことができます。
例えば、春先に雑草の芽が目につくようになったら「顆粒の除草剤」を撒きます。顆粒の除草剤でまだ芽吹いていない雑草も駆除する事が目的です。
次に、初夏になると、手ごわく芽吹いてくる雑草があります。芽吹いてきた雑草は成長する前の初夏に、液体の除草剤で駆除しておきます。これ1か月に1回程度おこないます。
大事なことは、生長する前に液体の除草剤をかけておくことです。
理由は、出てきたたばかりの雑草に除草剤を使用することで、雑草の繁殖を抑えることができ、種をまき散らす前に駆除するため、翌年の草の発生を抑える事ができます。
ただし、除草剤を使用する際は、天候や周囲の環境にも気をつけましょう。風の強い日に撒くと、除草剤が他の植物にも飛んでしまい、庭全体のバランスが崩れる可能性があります。
また、雨が予想される日の前に撒くと、薬剤が流れてしまい効果が減少することもあるので、最適な条件を見極めて、効率よく除草を進めてください。
除草剤を使わずに草を枯らす方法
除草剤を使わずに雑草を処理したい方のために、家庭で簡単にできる自然な方法を紹介します。
これらの方法は環境に優しく、ペットやお子様がいる家庭でも安心して実践できます。 それぞれ手軽に取り入れられるので、ぜひ試してみてください。
熱湯
最も手軽な方法の一つが熱湯を使う除草法です。
熱湯を直接雑草にかけるだけで、根から枯らすことができます。 沸騰したお湯を雑草にかけることで、植物の細胞を破壊し、短期間で効果が現れます。特に、コンクリートの隙間やアスファルトの上に生えている雑草には即効性があります。
この方法のメリットは、化学薬品を使わないため安全性が高い点です。ただし、根が深い雑草には効果が薄く、何度か繰り返し熱湯をかける必要がある場合もあります。
重曹
重曹を使った除草も簡単にできる自然な方法です。重曹は植物にとって高濃度の塩分を含むため、雑草の成長を抑制する効果があります。 雑草の根元に重曹を直接撒くか、水に溶かしてスプレーすると、数日で草が枯れていきます。
重曹のメリットは、家庭に常備されていることが多く、手軽に利用できる点です。ただし、思いのほか効果が薄い場合があります。また、重曹液を作る手間もあります。
塩には注意!
塩も強力な除草剤代わりとして活躍します。塩を雑草の根元に撒くことで、植物が水分を吸収できなくなり、枯れる原因となります。
ただし、塩は土壌に長期間残りやすく、周囲の植物や土壌環境に悪影響を与える可能性があるため、庭全体ではなく、雑草が生えるのを防ぎたい部分(例えばアスファルトの隙間など)に限定して使用するのがおすすめです。
塩は安価で効果が持続する点がメリットですが、過度に使用すると土壌がダメージを受け、新しい植物が育たなくなる可能性があるので注意しましょう。
雑草対策の庭について色々調べけど、自分では対策できそうにない人へ
奈良県にお住いの方へ
あなたが奈良県にお住いの方であれば、次のような経験がないでしょうか?
「ネットで検索して色々情報を調べたけど、自分のお庭の場合、どの方法が適しているのか分らない…」
「調べすぎてどうすれば良いのか分からなくなって、考える事がだんだん面倒になってきた…」
そう思っていませんか?
そこで、造園・外構業者さんにお願いしようと考えてはいるけど、、、
「ネットの情報だけでその業者さんを信用していいのか不安だ…」
「ポータルサイトや一括見積りサイトや地元の業者さんのホームページを見たけど、業者さんの対応が悪かったら嫌だな…」
「結局、工事金額はいくらかかるの?」
そう思っていませんか?
これらが分からないと、いくらお庭の問題を解決したくても、不安感から二の足を踏んでしまっていて、ずっと困ったまま過ごさざるを得なくなってしまいますよね。
そこで、もしあなたが奈良県にお住いの方なら、私たち「西原造園の無料相談」がお役に立てるかもしれません。
毎月5名限定なので、今すぐ次のボタンをクリックして詳細を確認してみてください。
今月はあと4名
お問合せフォーム受付時間:24時間 年中無休