庭が丸見えだと、バーベキューが楽しめないですよね。
そこでここでは、私達奈良県の西原造園が実際に行った工事を元に、庭に目隠しをしてバーベキューが楽しめるようにする方法についてお伝えします。
今回ご紹介するのは奈良県奈良市にお住まいのお部屋に外からの目線が入るということで悩まれていたI様です。
I様は、「ガーデンルームで過ごしていると外から丸見えなので何とかしたいんです…」と仰っていました。
そのお庭がどのように変身したかというと…
I様が抱えられていたお悩みと問題点
ガーデンルームで過ごしていると外からの目線が入り気になる
目線が入るのでバーベキューなどもできない
斜面の芝刈りが大変
一日中陽が当たる箇所の為、芝刈りをするにも日焼けしてしまう
斜面になっていたため全く使い道のないスペースになっていた
このお家の問題に対する処方箋
こんにちは。西原造園の西原智です。今回は、スペースの有効活用と目隠しフェンスを取付けられたI様のお話です。
ご相談頂く前に、I様はガーデンルームで過ごされている時に、外からの目線を気にされていました。
そこで何とかならいものかと、弊社にご相談頂きました。
現地調査に行って、I様のご相談を伺い、実際にお庭を見てみると、確かにガーデンルーム内が丸見えという感じでした。
せっかく一室増えたかのようにお過ごしになれるスペースが目線が入ってしまうことでゆっくりとくつろぎにくくなります。
そういったことを解消する為に、I様には、目隠しを取付けて尚且つ有効活用できるスペースにしてはどうかという事をお伝えさせて頂きました。
この問題をどうやって改善したのか?
解決ポイント1 目線が入る箇所を一緒に確認してフェンスの高さの設定をする
I様の一番のお悩みは、外からの目線が入ってゆっくりと過ごせないということでした。
I様のお家は角のお家で、道路が緩やかな下り坂になっています。その為、坂の上の方から来られる方などには丸見えになってしまっていました。
お庭で何かをしようと思っても丸見えの為、ウッドデッキに腰を掛けたりなどもすることがなかったようです。
ガーデンルームの正面は高さがある為目線は入りにくい状態でした。ですが、お庭でバーベキューをしていると、正面からも横からも丸見えになってしまい、お肉を焼くご主人様の姿だけが見えてしまいます。
かといって全面のフェンスを変えると費用も掛かってしまいますし、変えたところであまり意味がないのではという事をお話を交え決めていきました。
使用出来るフェンスはそのまま使用し目線を隠す部分だけを新しい木目調のフェンスにしました。そうすることでガーデンルームの腰壁は外から見えますし、コストの削減にもなります。
階段の横にもフェンスを取付けて落下防止と目線を塞ぎました。
フェンスの高さはお話しているだけでは伝わりにくいので、実際に外へ出てご自身がお庭で過ごされているパターンと外を歩かれている人からのパターンで検証し、高さを設定していきました。
ウッドデッキに腰をかけて外から見えない高さにすることで、お子様がプール遊びしている時にも親御さんはデッキに腰をかけて眺めていられます。
また、ガーデンルーム内にも目線が入らなくなったため今まで以上にガーデンルームの使い勝手がよくなったそうです。
I様は「業者さんはだいたい自分が言った事はしてくださるけど、どんな方法があるのか分からない中で業者さんの方からご提案いただけたことが凄く嬉しかったです。」と喜んで頂けました。
解決ポイント2 斜面で利用出来なかったスペースを使えるスペースにする
I様に目隠し以外の事でご不便に感じられていることを伺うと「斜面の芝生の管理が大変で…」ということでした。
今までは奥様が管理してこられたそうで、平坦な場所なら管理しやすいが斜面で一日中日差しが当たるので更に管理が大変ということでした。
更にお話を伺うとガーデンルームを取付けた為、お庭でお子様がプールをしたり遊んだりできるスペースが無くなってしまったとのことでした。
コストを抑えて目隠しだけを取付けようと思うと、芝生の斜面は残したまま斜面の一番上にフェンスを取付けられます。ですが、斜面の芝生はずっと管理していかないといけません。
というわけで、I様には①少しコストがかかっても管理がいらず有効活用できるスペースを作るパターンと②コストを削減して当初の目的であるガーデンルーム内への目線だけを塞ぐという2パターンをご提案させて頂きました。
I様からは「有効活用できる方が嬉しいです!」ということで、①の管理を無くして有効活用も出来て目隠しを取付けるプランでご採用いただきました。
外側に元から使用されていたブロックと同じブロックで塀を作りフェンスを取付けました。そうすることで元々の状態と違和感がなく継ぎ接ぎにならず、元からこの状態だったように仕上がります。
畑もされないということで、土の面は全て無くしてウッドデッキの前は全て遮熱性の平板を敷き詰めました。素材自体が熱を遮断してくれるので、夏の暑さが軽減できます。
また、保水性もあるので、水を打つとしばらく涼しい状態が続きます。お子様がプールをしたり、ご主人様がバーベキューの時にお肉を焼いたり、将来はワンちゃんも飼いたいということで、犬小屋を置く場所まで話し合い決めていきました。
アールの加工も職人の技です。雨水やプールの水をジャバっと開けてもこちらの会所に流れていくように設定しました。
今までは斜面で芝生の管理だけをしていかないといけなかったスペースが、フラットで有効活用できるスペースになりました。
解決ポイント3 段違いにならないようにすっきりとしたデザインでまとめる
I様のお家の現状を見させていただき、測量をさせていただくと高さが合わない箇所がありました。
ブロックの高さは20cmの為、普通に施工すると元々あった上のブロックと5cmほど段違いになってしまいます。ということは、フェンスも5cmの段差ができてしまいます。
加工すれば段差は解消できますが、ブロック1列だけ高さが短くなりデザイン的に乱れてしまいます。
そこで、デザイン的にもスッキリ納まる様に加工する1列だけ色を変えて高さを低くしました。
擁壁の高さのラインだけ同じ種類のブロックで色をブラウンに変えて施工しました。同じ色で使用する事も可能ですが、色を変える事で「なんでこの列だけ高さが違うの??」となりにくくなります。
リフォーム工事の場合、元々あった物を生かしながら、新しく作るものに違和感が無いように設計や施工をしていきます。
その際に現場での微調整を、職人の都合でなく、お客様の目線でお庭を作っていく事も我々の志事の理念です。
I様に「凄く丁寧でスマートに工事をしていただきました。お庭の手入れもしなくていいし、早速ガーデンルームに貼っていたフィルムも外したので今は凄く開放感があります。
打ち合わせの段階でもお話をきっちり聞いていただけて、私たちのお家に何が合うかを考えて頂けたのが嬉しかったです。」と喜んで頂けました。
I様ありがとうございました(≧▽≦)♪