気が付けば驚くほど生い茂っている雑草。
暑くなる前の草が短いうちに草むしりをしなければ、と頭では分かっていても忙しい毎日に追われながら見て見ぬふりをしてしまいがち。
やっとの思いで草むしりをしても、すぐに生えてくる雑草の生命力にはかないませんよね。
そんな時に防草シートを発見して、これはとても庭の雑草対策に効果的だなと思われているのではないでしょうか?
とはいえ、いざ防草シートを敷こうと、「防草シートの耐用年数っていったいどれくらいなの?」と思ったりしていませんか?
そこで今回は、雑草対策の一つである防草シートの耐用年数についてお伝えします。
防草シート以外の雑草対策
雑草対策は防草シート以外にも様々なものがあります。防草シート以外の雑草対策はこちらをご覧ください。
種類によって変わる。防草シートの耐用年数
雑草の生命力はとても強く、わずかな土と水と日光があればどこにでも生えてきます。
また多くの場合雑草の種は、光好性種子といって、光が種に当たる事で発芽するという性質をもっています。
そこで、種に光が当たらないようするためのアイテムの一つとして防草シートです。
また、光合成をさせなくして、雑草の繁殖を防ぐという役割も持っています。
そんな防草シートですが、、防草シートには大きく分けて2つほど種類があります。そして、それぞれによって耐用年数が変わってきます。
1つは織布(しょくふ)、もう1つは不織布(ふしょくふ)という二種類の防草シートがあります。
織布(しょくふ)の防草シートの耐用年数
まず、織布について。織布とはどんなもかというと、繊維を織り込んで作った布状の防草シートの事です。荒く織り込んであるものより、細かく織り込んである高密度のものの方が防草効果は期待できます。
葉の丸い雑草を抑制するのに適していてます。反面、イネ科の雑草などの尖った雑草は、防草シートの織り目を突き破って出てきてしまいます。
ホームセンターなどで安価に購入することができる防草シートで、耐用年数は1~3年ほどです。織り目が均等に整った、密度の高い紫外線対策のなされているものであれば5~6年ほどもつものもあります。
不織布(ふしょくふ)の防草シートの耐用年数
不織布は織布のように織り込むのではなく、繊維を絡み合わせ接着した防草シートの事です。織布同様、高密度のものが防草効果が高いです。
織布のように織り目がないので、葉の丸い雑草はもちろん、イネ科の雑草などの尖った葉の雑草にも向いています。業者や専門店、インターネットなどで購入することができ、織布より料金は高くなります。
耐用年数は10年ほどですが、織布同様、密度や紫外線対策などにより長いものだと15~20年持つものもあります。
防草シートを選ぶ時の注意点
ごらんのように、密度の低い織布は安価な分耐久性に乏しく、密度の高い不織布は高価ですが耐久性に優れているということです。
多くの人は、初めて防草シート敷くとなると、うまくできるのか不安になったり、本当に雑草が生えにくくなるのか半信半疑になり、まずは安価なものでやってみようと考えます。
例えば、近所のホームセンターへ行き、防草シートを購入。自分なりに敷いてはみるものの、翌年には防草シートを突き破って雑草が生えてきた。
結局自分ではどうしようもなくなって、業者さんに依頼したなんていう話もよくあります。
自分で敷く労力と時間。そして、防草シートの費用などが余分にかかってしまったわけです。
防草シートは種類に加えてその素材、密度、紫外線への耐久性、シートの縮み具合、遮光率などによっても大きく左右されるので、防草効果を高めたい場合は、専門家に相談する事をお勧め致します。
ここまでで、防草シートの種類によって耐用年数が変わるという事をお伝えしました。
実はそれだけではなく、防草シートには、ある弱点があるために耐用年数が下ってしまいます。
次に防草シートの弱点についてお話していきます。
紫外線によって変わる防草シートの耐用年数
防草シートには、ある弱点があるために耐用年数が下ってしまいます。では防草シートの弱点とは何か?
それは紫外線です。
防草シートをむき出しの状態で施工する事を、曝露施工と言います。
この曝露施工をした場合、防草シートは、日中は太陽の光にさらされる状態になります。
どういう事かというと、紫外線を常に受けている状態になるというわけです。
なぜ紫外線によって防草シートの耐用年数が変わるのかと言うと、その原因は防草シートの素材にあります。
防草シートの素材に使われているのは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどが一般的に使われています。
この防草シートの素材が何でできているかによって耐用年数が変わります。
つまり防草シートが何でできているかという、素材選びを間違えてしまうと、せっかく防草シートを敷いたのに、すぐにシートが破れてしまいそこから雑草が出てきてしまうことがあります。
防草シートの素材について見ていきましょう。
ポリエチレン・ポリプロピレンでできた防草シートの特徴
ポリエチレンやポリプロピレンでできた防草シートの一番の特徴は、安価な事です。
反面、熱や紫外線に弱く、劣化しやすいという特徴があります。
具体的には、ポリエチレンやポリプロピレンは紫外線の作用により、化学反応を起こして分子鎖の結合が切れてしまうことにより劣化します。
劣化したシートはもろく破れやすいので、そこから雑草が飛び出してくるというわけです。
とはいえ、紫外線から防草シートを守るために紫外線を防ぐ薬剤を練り込んでいる防草シートもありあす。
ポリエチレンやポリプロピレンでできていても曝露施工をしても問題がないかどうか、その理由までわかる防草シートを選ぶとよいでしょう。
ポリエステルでできた防草シートの特徴
ポリエステルは熱や紫外線に強いので、防草シートの素材選びでは、このポリエステルを選択すると紫外線で劣化していくスピードが遅くなり、結果的に長く使えます。
防草シートの目的は日光の遮断になりますので、遮光率の高い高密度の物を選びましょう。
なぜならば、紫外線に強く耐久性がある素材でも、シートの下に日光が当たれば雑草が育ち、雑草の育つ力でシートを突き破ることができるからです。
防草シートの弱点である紫外線に強い素材を選び、尚且つ遮光率の高い高密度の防草シートを選ぶことで耐用年数の長いシートを敷くことができます。
また防草シートの耐用年数をさらに上げるには、防草シートをむき出しのままにせず、防草シートの上から砂利やウッドチップなどを敷きましょう。
そうする事で、防草シートが直接日光を浴びないので更に耐久性があがり、耐用年数も長くなります。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は雑草対策の一つである「防草シート」についてお話しました。
防草シートの耐用年数をできるだけ長くするには、まずは防草シートの種類に気を付け、遮光性に優れた高密度の不織布を選択するという事です。
そして次に、防草シートの弱点を知り、紫外線に強い素材選択する事が大切です。
さらに、防草シートの上には紫外線対策として砂利やウッドチップなどを敷き、防草シートをより長持ちさせるとよいでしょう。
そうする事で、お庭の景観が守られ、忙しい毎日に追われていても、雑草のことを考えることなく、暑い夏を優雅に過ごすことができます。
また、防草シートを敷くうえで、その性質や弱点を理顔し、正しい選択をすることにより、耐用年数が長くなり、結果的に長期間、やり直しや買い直しなどをせず快適に過ごすことができるのです。
雑草対策したい方は、是非今回の記事を参考にして試してみて下さいね。