あなたは新築の外構工事での失敗について、事前に対策したいと考えていませんか?
また、初めての事でどんな失敗があるのか分からないという方もおられる事かと思います。
どうすれば新築の外構工事での失敗を避けられるのか?
そこで今回は、新築の外構工事で起きやすい、業者とのトラブルを回避するための4つの対策をお伝えします。
新築の外構工事での失敗とは?
新築の外構工事でよく失敗するパターンは、施工前の打ち合わせの段階で起こる場合と、施工中に起こる場合と、施工後に起こる場合の3つに大別できます。
例えば、打合せではイメージと違う提案をされたとか、施工中では手抜き工事をされたり、施工後では見積りより高い金額を請求されたり、といった予期せぬトラブルが起こることがあります。
あるいは、契約後は外部に工事を丸投げし、打ち合わせ通りに工事が進まない…などなど。
しかし、これらのトラブルは事前に対策出来る部分でもあります。打ち合わせの段階から工事中や工事後の保障・メンテナンスに、どんなトラブルが潜んでいるのか理解していれば事前に防ぐことができます。
新築の外構でのよくあるトラブルを理解し、事前に対策することで、業者とのトラブルを回避することができるかもしれません。
新築の外構工事で失敗を回避するための4つの対策
1:ハウスメーカーの営業マンとの失敗を回避する
ハウスメーカーの営業マンと外構の打ち合わせが始まったとします。
実は、ハウスメーカーの営業マンは、その名の通り“住宅の営業マン”で、外構工事の事をよく分かっていないことがあります。
例えば、こちら側がイメージしている外構のデザインを、「こんな風にしたい」とハウスメーカーの営業マンに伝えたとします。
しかし、実際に工事が始まると、イメージ通りの外構にならなかったとか、寸法を測ってみると取り付けることができなかったといったトラブルもあります。
ハウスメーカーは基本的に外構工事を外構工事業者に依頼します。
施主様が外構工事業者と対面で打ち合わせする機会が少くなると、実際に工事をしてくれる業者にイメージが伝わりにくく、トラブルの原因になるのです。
そこで、実際に施工してもらう外構業者とも打ち合わせが出来るのかを、ハウスメーカーの営業マンに確認してみてください。外構業者とも打ち合わせが出来れば、トラブルを回避できる可能性は高くなります。
または、ハウスメーカーに外構に関することを丸投げするのではなく、自身で外構業者を探すのも得策です。
2:外構業者との打ち合わせでの失敗を回避する
外構業者とはエクステリア工事、外構工事を専門とした業者の事です。
最近では、ハウスメーカーで家を建てても外構はやってくれない、といったところも多いようですね。そんなときは、外構業者に外構を依頼する事になります。
外構業者とのよくあるトラブルとして、イメージ通りにならなかった、などという事があげられます。
なぜそうなるのか?それは、外構業者の主観が入るからです。外構業者の主観とは、デザインをおしゃれにするのが外構だと思っている業者はデザインの提案を多くします。とにかく安くするのが外構だと思っている業者は、値段の安い物を提案します。
これの何が問題かというと、「あなたの話を全く聞いていない」という事です。
なので、外構業者が主観で「こうしたらいい」と言っている場合には注意が必要です。
では、どうすればよいかというと、まず最初に「要望を惜しみなく聞いてくれる」業者さんに依頼することです。
そうすることで、施主様も外構業者も同じゴールに向かって話し合いをすることができます。
また、外構業者との打ち合わせでのトラブルを回避するためには、実際にその外構業者が手掛けた例を見せてもらい、イメージを具体化して話し合うことも重要です。
3:施工途中の失敗を回避する
施工途中によくあるトラブルは、見た目には分からない部分の手抜き工事によるトラブルです。
例えば、家の周りのブロック塀などを工事する場合、見えない部分の基礎工事などを手抜きすることにより、地震で崩れてしまったり、数カ月でひびが入ってしまうなどのトラブルが起こることもあります。
ブロック塀が完成した状態をみると、悪いところや手抜きした部分は案外分からないものです。ブロック塀の工事には必ず基礎となる工事が必要となります。
本来なら、砕石などを敷き詰めて転圧し、基礎コンクリートの下地になる地盤をしっかり固めます。そして、コンクリートやブロックを補強するための鉄筋を組み、コンクリートを流し込みます。
そこを手抜きして、地盤を固めずに、土の上にそのままコンクリートを流し込み、鉄筋も入れずにブロックを積み上げてしまったとします。
すると、ブロックが固定・補強されていない状態になるので、少しずつ動いてしまいヒビが入ったり、ひどい時は倒れてしまったりするのです。
しかし見た目には分からないので、数年後、実際にこのようなトラブルが起きてから、外構業者に苦情を言っても相手にしてもらえないという事が多いのです。
手抜き工事の原因の一つに、人件費つまり人数を減らすことにより、工事の価格帯を下げるという事があります。
しかし、工事の期間は限られているので、少ない人数で多くの仕事をこなさなければならず、見えない部分への手抜き工事が増えてしまうのです。
同じような業者でも、その価格帯が大きく異なる場合には注意が必要です。
もちろん、安価な方が良いのですが、なぜ安価なのかをよく理解しておかないと、後々のトラブルの原因にもなりかねません。あまりにも安価な業者には注意が必要です。
そして、良い工事を行うためには、それなりの時間と人手が必要となることを頭に入れ、業者を選ぶようにしましょう。
4:施工後の口約束での失敗を回避する
そもそも、外構工事は大きな決断をする場面が多いものです。とても大切なことを決めていくことが多いので、注意が必要です。
例えば、施工前の打ち合わせで営業マンとのやり取りの最中、営業マンが「フェンスはうちが無料で取付けますね」と言ったとします。
しかし、後になって営業マンや業者に“そんなことは言っていない。フェンスの代金を払ってください”と言われた、といったトラブルもよく見受けられます。
これは営業マンが独自の判断で無料で出来ると思っていたことが、施工業者からできないと言われたり、現場の状況から難しいと判断されたりした場合、このようなことが起こります。
私達が生活している中でもありますが、口で約束した決まりごとは“言った言わない”のトラブルに発展しかねません。
口約束でのトラブルを回避するためには、紙面にしっかりと記入してもらうといった対策をとっておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、新築の外構工事で起きやすい失敗を回避するための4つの対策についてお話しました。
新築の外構工事でトラブルにならないようにするには、まず、どんな問題が起り得るのか考えることから始めてみましょう。そして次に、よくあるトラブルを回避するための対策を知る事が大切です。
事前に対策しておくことで、後々になって業者とのトラブルに悩まされることなく、イメージ通りの外構を作ってもらうことができます。
新築の外構でのトラブルについて、事前に対策したい人は、是非今回の記事を参考にしてみて下さいね。