「庭の雑草対策でコンクリートにするのはどうだろう…」そんな悩みを抱えていませんか?雑草取りに追われ、疲れを感じる方も多いかもしれません。そこで検討したいのが、庭をコンクリートで整える方法です。
コンクリートで舗装すると、長期間雑草が生えにくくなり、さらに駐車場や遊び場としても活用できるなど、便利な面がたくさんあります。でも、費用や施工の手間、環境への影響も気になりますよね。
この記事では、コンクリートを使った雑草対策のメリット・デメリットから、費用や施工の方法、他の防草対策まで詳しく解説します。どの方法があなたの庭にぴったりか、ぜひ参考にしてみてください。
庭の雑草対策でコンクリートを使ったK様の事例
まず最初に、庭の雑草対策としてコンクリート舗装を選択されたK様邸の事例をご紹介します。
K様は家の周囲に広がる雑草の手入れに悩まれ、リフォームを検討されていました。特に、庭の雑草が茂りすぎて管理が難しく、虫の発生も頭痛の種となっていました。
ご家族全員が快適に過ごせる環境を整えるため、外構工事を通じて庭をコンクリートで舗装することを希望されました。
次の動画では、雑草の除去作業から始まり、庭全体をコンクリートで仕上げるまでの過程をご紹介しています。このリフォームにより、庭がどのように変わり、虫の問題がどう改善されたかについてお伝えしますので、是非ご覧ください。
庭をコンクリートで雑草対策する【メリット】
あなたも、庭に生えてくる雑草にうんざりしていませんか?季節が変わるたびにぐんぐん伸びる雑草は、抜いてもまた生えてきて、手入れに追われてしまいます。
コンクリート施工は、そんな悩みを解決する一つの手段です。地面をコンクリートで覆うことで、雑草の生育が抑えられ、手入れの手間もグッと減ります。このセクションでは、庭をコンクリートで雑草対策するメリットについて詳しく見ていきましょう。
雑草対策・庭の利用方法 | 特徴 | メリット |
---|---|---|
雑草対策の強さ | コンクリートで地面を覆うことで、雑草の発芽を防ぐ | 雑草の手入れが不要になり、長期間効果が持続 |
駐車場・駐輪場として | 高い強度で車の重量に耐えられる | 有効なスペース活用、道路沿いの駐車スペース不要 |
バーベキュー・遊び場 | 火に強く、汚れが付きにくい | 清掃が簡単で、家族や友人が集まる場に最適 |
手入れの簡単さ | 草むしり不要、防草シートよりもメンテナンス少 | 他の活動に時間を使える、維持費が抑えられる |
害虫抑制効果 | 湿気が溜まりにくくなる | ムカデやダンゴムシの発生が減少、家全体が快適に |
アレルギー対策 | 雑草の花粉飛散を防ぐ | 花粉症対策として、健康的な庭環境 |
泥汚れ防止 | 地面がしっかり固まり、土埃が立ちにくい | 清掃が楽で、家が汚れにくい |
洗濯物干しスペース | 平坦で安定している | 物干しが安定し、風通しが良いため乾きやすい |
雑草対策としては最強
コンクリート施工の大きな利点は、雑草の成長を物理的に防ぐことです。コンクリートは隙間なく地面を覆うため、種子が土壌に届かず、発芽そのものを防ぎます。まさ雑草対策としては最強と言えるでしょう。
防草シートや砂利も雑草対策に使われますが、コンクリートはそれらよりも高い防草効果を長期間保てるのが特徴です。
実際に「コンクリート施工後、20年以上雑草に悩んでいない」といった声もあり、効果の持続性に安心感があります。特にスギナなど根が深い雑草にも効果的で、繰り返しの手入れから解放されるでしょう。
駐車場や駐輪場として使える
コンクリートは強度が高い事が最大の特徴です。特に土間コンクリートは車の重量にも耐えられるため、庭の一部を駐車場や駐輪場として活用でき、スペースの有効活用が可能です。
またアスファルトと比べて耐久性が高いのも魅力です。「車をしっかり安全に駐車できる」「雨風から自転車を守れる」といったメリットがあり、家族の生活も便利になります。
駐車場として使うことで、道路沿いの駐車スペースを確保する心配も減り、スムーズな暮らしが叶います。
バーベキューや子供の遊び場として使える
コンクリートは火に強く、バーベキューやお子さんが遊ぶ場所にも適しています。土と比べて汚れが付きにくく、掃除も簡単ですので、家族や友人が集まる楽しい空間として活用しやすいです。
また、テーブルや椅子を置いてくつろぎの場として使うのにも最適で、庭の多様な使い方が広がります。
手入れが簡単
庭をコンクリートにすると、草むしりの手間がほとんど不要になります。草むしりは体力を使う作業で、特に中高年の方にとっては負担が大きいもの。
コンクリートであれば雑草が生えないため、日々の手入れが大幅に楽になり、他の趣味や家族との時間を楽しむ余裕が生まれます。また、防草シートや砂利に比べてメンテナンスの必要が少なく、長期的にわたって維持費が抑えられる点も大きな魅力です。
害虫(ムカデなど)の発生を抑制できる
コンクリート施工によって、湿気が溜まりにくくなるため、ムカデやダンゴムシなどの害虫の発生が抑えられます。
湿気の多い環境を好む害虫が減ることで、家の中に入り込む虫の数も少なくなるため、家全体がより過ごしやすい空間になります。
特に小さなお子さんやペットがいるご家庭にとって、害虫が少ない環境は安心材料の一つとなるでしょう。
花粉症やアレルギー対策になる
雑草は花粉症やアレルギーの原因にもなります。特に、春や秋には雑草の花粉が飛散し、花粉症の症状を引き起こすことが少なくありません。
庭にコンクリートを敷くことで雑草の生育が抑えられ、花粉の飛散が少なくなります。アレルギー症状に悩んでいる方にとって、花粉やホコリの少ない庭は健康的な生活空間づくりに貢献します。
庭が泥だらけにならない(土埃が立ちにくくなる)
雨が降った後、庭が泥だらけになってしまうのもよくある悩みです。コンクリートを敷くことで地面がしっかり固まり、泥濘みや土埃が発生しなくなります。
これにより、庭が清潔に保たれ、掃除も容易です。玄関や屋内に泥や埃が入りにくくなるため、家全体が清潔な状態を維持できます。
洗濯物が干しやすい
コンクリートの平坦さは、洗濯物を干すスペースとしても役立ちます。土の庭とは違って地面が安定しているため、物干し台をしっかり設置でき、風通しが良いため、洗濯物が乾きやすくなります。
特に花粉が飛びやすい季節でも、花粉の影響が少ない庭は洗濯物を外干ししたい方にとってありがたいポイントです。
庭をコンクリートで雑草対策する【デメリット】
コンクリートで庭を覆うと雑草対策として効果的ですが、一方でデメリットもいくつか存在します。初期費用や維持管理、見た目の面で懸念があるため、施工前にしっかり理解しておきましょう。
このセクションでは、コンクリート施工のデメリットについて、具体的な対策や考慮点も含めて解説します。
デメリット項目 | 詳細説明 | 対策・補足 |
---|---|---|
費用がかかる(初期費用・撤去費用) | コンクリート施工には数十万円の初期費用が必要。撤去費用も高額で、数万円から十数万円かかる。 | 長期的な費用対効果を検討する。 |
照り返しがきつい | 太陽光を強く反射し、夏場は庭が暑くなりやすい。 | シェードや植栽を設置して緩和。 |
水はけが悪い | 透水性がないため、勾配や排水設備がなければ雨水が溜まる可能性あり。 | 勾配を付けて施工し、排水溝や雨水桝を設置。 |
ヒートアイランド現象の悪化・環境負荷 | 熱を吸収しやすく周囲の気温を上昇させる。製造過程でCO2排出が多い。 | 緑を取り入れるなど環境配慮を加える。 |
お庭の見た目が単調になる | 無機質な見た目が殺風景に感じられる。 | デザイン性を加えるため、洗い出しやレンガを使用。 |
植物を植えるのが難しい | コンクリートは地面を覆うため、直接植えるのが難しい。 | 花壇を設置し、適した植栽を選ぶ。 |
経年劣化し、ひび割などが出てくる | 時間と共にひび割れや剥離が発生する可能性あり。 | ワイヤーメッシュを使用、早めの補修を心がける。 |
汚れが目立つ | 苔やカビ、油汚れが付着しやすく、見た目が悪くなる。 | 年1〜2回の清掃、高圧洗浄や撥水加工を推奨。 |
変更が難しい | 一度施工するとデザインや配置の変更が困難。 | 計画段階で将来を考慮して設計する。 |
DIYでは難しい | 専門知識が必要で、型枠設置や平滑仕上げが難しい。 | 不安がある場合は専門業者に依頼。 |
費用がかかる(初期費用・撤去費用)
コンクリート施工には、初期費用がかかります。施工に必要な費用は、面積やコンクリートの厚さ、施工場所、業者によって異なりますが、概算として庭一面を覆う場合は数十万円ほどの予算が必要です。
また、コンクリートを撤去する際には、新たに高額な費用が発生します。撤去費用もコンクリートの量や処分方法によって変動し、数万円から十数万円程度かかることが多いです。
このように、初期費用や撤去費用が高額になりがちな点は注意が必要です。しかし、長期的には雑草取りの手間やメンテナンス費用が抑えられるため、費用対効果を踏まえた判断が大切です。
照り返しがきつい
コンクリートは太陽光を強く反射するため、夏場に庭が非常に暑くなる可能性があります。特にリビングの前に敷いた場合は、照返しで室内にも熱が入りやすく、エアコンの効きが少々悪くなることも。
また、「庭に出ると熱がこもって暑すぎる」「日差しが反射して過ごしにくい」と感じるケースも少なくありません。対策として、シェードや植栽を取り入れることで、照り返しの影響を緩和できます。また、日除けの設置を考えるのも有効な方法です。
水はけが悪い
コンクリートは透水性がないため、適切な勾配や排水設備がない場合には、雨水が溜まってしまうことがあります。
特に平坦な施工をした場合や排水溝がない場所では、水が滞留してしまうリスクが高くなるため、施工時に勾配をつけて水はけを良くする対策が重要です。
具体的な解決方法として、コンクリートを適切な角度で勾配をつけて施工し、排水溝や雨水桝を設置する方法が効果的です。
また、「目皿」を取り付けることで雨水を排出しやすくする方法もありますので、庭の水はけが気になる場合は検討してみてください。
他にも側溝をコンクリートのそばに設置して、設置した側溝に向かって水が流れるようようにコンクリートに勾配をつけることで、排水させることが可能です。
ヒートアイランド現象の悪化 環境負荷
コンクリートは熱を吸収しやすく、周囲の気温を上昇させるため、ヒートアイランド現象を助長することがあります。また、コンクリートの製造過程で大量のCO2が排出されるため、環境に対する負荷も大きいです。
対策として、庭に緑を取り入れたり、屋上緑化を行うことで、環境負荷を軽減する工夫が可能です。これらを実施することで、ヒートアイランド現象の緩和も期待できます。
お庭の見た目が単調になる
コンクリートは無機質な素材で、敷き詰めると見た目が単調になりがちです。庭全体がコンクリートだけだと、「殺風景で寂しい感じ」「工事現場のように見える」と感じることもあるでしょう。
この問題を解決するためには、デザイン性を加える方法として洗い出しや乱張り、レンガを取り入れるなどの工夫が考えられます。
植物を植えるのが難しい
コンクリートは地面を固く覆うため、植物を直接植えることができません。そのため、庭に緑がほしい場合は、コンクリートの一部に花壇スペースを設けたり、プランターを活用する必要があります。
花壇を設置する際は、植物が育ちやすいように、土壌の深さや排水の良さも考慮することがポイントです。コンクリートの庭に適した植栽を選ぶことで、無機質な印象を和らげ、自然な庭の雰囲気を演出できます。
経年劣化し、ひび割などが出てくる
コンクリートは丈夫な素材ですが、時間とともに劣化し、ひび割れや剥離が生じることがあります。
特に温度変化や地震などの影響を受けると、表面に亀裂ができやすくなり、見た目や耐久性に影響が出る場合もあります。
これを防ぐためには、ワイヤーメッシュを使ったり、適切な施工を行うことが大切です。ひび割れが起きた場合には、早めの補修を行うことで、さらなる劣化を防ぐことができます。
汚れが目立つ
コンクリートは汚れが付着しやすく、特に湿気の多い環境では苔やカビが繁殖しやすい傾向があります。これらを放置すると見た目が悪くなるだけでなく、滑りやすくなり危険です。また、油汚れが染み込むと落としにくく、掃除に手間がかかります。これらの汚れが蓄積すると美観を損ねたりもします。
とはいえ、頻繁な清掃が必要になるわけではありません。特に直射日光が当たる場所や通気性が良い環境では、苔やカビの発生が抑えられ、見た目を保ちやすい傾向にあります。また、汚れが目立つ場合でも、年に1~2回の水洗いなど簡単なメンテナンスで十分な場合が多いです。
掃除方法としては、高圧洗浄機を使用したり、アルカリ性の洗剤(ハイターやカビキラーなど)を使用することで効率よく汚れを落とすことができます。
また頻繁な掃除が難しい場合は、撥水加工を施して汚れが付きにくいようにするのも有効です。
変更が難しい
一度コンクリートで庭を舗装すると、後からデザインを変更したり、配置を変えるのが難しくなります。撤去する際にも高額な費用がかかるため、最初にしっかりと計画を立てることが大切です。
施工前には、家族の意見も取り入れつつ、将来的な使い道を考慮して、レイアウトやデザインを決めておくと良いでしょう。コンクリートは固定的な素材であるため、施工後の変更がしにくい点を理解しておくことが重要です。
DIYでは難しい
コンクリートの施工には専門知識や技術が求められるため、DIYで行うのは難易度が非常に高いです。
特に広い面積をコンクリートで覆うには、型枠の設置や水はけの調整など、経験が必要な工程が多く、失敗するリスクも伴います。
また、もっとも難しいのは流し込んだコンクリートを平にする事です。これにはコツが必要なので、そのコツを分からずに施工すると、表面が凸凹の状態で仕上がってしまい、雨が降ると水たまりができてしまうでしょう。
DIYに不安を感じる場合は、専門業者に依頼する方が安心です。業者であれば、品質保証がある場合も多く、長期的に安定した仕上がりが期待できます。
庭をコンクリートで舗装する「費用」について【DIYの場合】
庭の雑草対策としてコンクリートを敷く場合、メリット・デメリットを理解した次に気になるのが、やはり費用ですよね。特に「なるべくコストを抑えたいからDIYでできないか?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
DIYで庭のコンクリート施工を行う場合、材料費や道具代など、いくつかの費用がかかります。業者に依頼するより費用は抑えられますが、使用する材料や道具の選定、準備の適切さが、施工の成功を左右します。
そこでこのセクションでは、DIY施工に必要な具体的な費用項目と、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
材料費
コンクリートをDIYで施工するためには、主に「セメント」「砂」「砕石」「型枠材」「ワイヤーメッシュ」などの材料が必要です。これらを組み合わせて「生コンクリート」を作り、強度と耐久性のある仕上がりにします。
よくある勘違いとして、ホームセンターなどで手軽に購入できる「インスタントセメント」がありますが、これは小規模な補修やDIYに適しているものの、砂利が含まれていないため生コンクリートと比べると強度が圧倒的に劣ります。
なので間違ってインスタントセメントを買わないよう注意しましょう。駐車場や荷重がかかる場所には不向きなので、耐久性を求める施工には「生コンクリート」を使用しましょう。
またコンクリートを作るにあたり重要な材料として、砕石が挙げられます。砕石はコンクリートの下地を安定させるために必要で、砂利の粒の大きさによって強度が変わってきます。5分程度の砕石(2~3cm程度の大きさ)の砂利を買うと良いでしょう。砕石は一袋300円程度でホームセンターで販売しています。
また、コンクリートのひび割れ防止に欠かせないワイヤーメッシュも費用に含まれます。さらに、型枠材としてはベニヤ板やコンパネが使われ、用途や予算に応じた選択が可能です。
材料名 | 参考価格(税込) | 備考 |
---|---|---|
セメント | 25kg:648円 | ポルトランドセメント コメリ |
砂 | 20kg:298円 | 真砂土 コメリ |
砕石 | 20kg:218円 | コメリ |
型枠材 | コンパネ1枚:2000円 木の板1枚(4m):400円 | サイズや材質により価格が異なります。 |
ワイヤーメッシュ | 1枚(1m×2m):500円~600円 | サイズや仕様により価格が異なります。 |
※価格は2024年11月時点のものであり、店舗や地域によって異なる場合があります。また、型枠材やワイヤーメッシュの価格はサイズや仕様により変動しますので、詳細は各店舗でご確認ください。
道具代
DIYで庭にコンクリートを敷く際には、道具の準備も重要です。基本的には、スコップ、バケツ、コテ、水平器、金槌、釘、のこぎりなどが必要です。
ただし、コンクリートのかき混ぜや下地を固めるミキサーやランマーなどは高価なため、レンタルを検討すると良いでしょう。ミキサーのレンタル費用は1日あたり数千円程度が一般的で、購入するよりも手軽に利用できます。(コメリパワーやコメリプロなどでレンタルできます。通常のホームセンターではレンタルは行っていない場合が多いので、「PRO」の付くホームセンターに行ってみるとよいでしょう)
また、用途に合った道具を選ぶことも重要です。
例えば、初めてDIYを行う場合は、軽量で使いやすい道具を選ぶことで作業効率が上がります。レンタルと購入のどちらが良いか、用途や予算に合わせて比較しながら準備を進めましょう。
道具名 | 用途 | 価格帯(円) |
---|---|---|
トロ舟 | コンクリートを混ぜる容器 | 1,000~2,000 |
ステンレス片手鍬 バチ型 | セメントを練るための鍬 | 998 |
スコップ | コンクリートを混ぜる用 | 1,000~2,000 |
コテ | 押さえ用・仕上げ用の2種類 | 各500~1,500 |
バケツ | 水を計量・運搬する用 | 100~500 |
長靴 | 作業用 | 1,000~2,000 |
手袋 | 作業用(軍手やゴム手袋) | 100~500 |
一輪車 | コンクリートの運搬用 | 5,000~10,000 |
水準器 | 水平を確認する用 | 1,000~3,000 |
保護メガネ | 目の保護用 | 500~1,500 |
マスク | 粉塵対策用 | 100~500 |
養生シート | 周囲の保護用 | 500~1,000 |
合計目安費用:これらの道具を揃えると、約13,000~25,000円が目安となります(道具の品質や購入場所により異なります)。
注意:使用頻度が少ない道具は、レンタルでの利用も検討すると費用を抑えられます。
廃棄処理費用
コンクリート施工の際には、土や砕石、型枠材などの廃材が発生します。自治体のルールに従って処分する必要があり、量によっては処理費用がかかる点にも注意が必要です。
自治体のゴミ回収や業者への依頼などがあり、一般的には数千円から1万円程度の費用がかかる場合があります。
また、コンクリートの廃材をリサイクルする(自分の庭に再利用する)方法もありますが、DIYではほとんど使うことがなく、置き場所に困ることになるので、処分をする方が現実的です。小規模な量であれば、自治体のごみ処理センターに持ち込んだり、不用品回収業者に依頼することでスムーズに処分できます。
庭をコンクリートにする場合の「費用」相場について【業者に依頼する場合】
業者に依頼して庭をコンクリートで舗装する場合、DIYと比べて精度の高い仕上がりが期待できますが、費用も高くなる傾向があります。
業者依頼の費用には「基本費用」「付帯費用」「撤去費用」などが含まれ、また施工場所や時期、業者の選び方によっても総額が異なります。このセクションでは、庭をコンクリートで舗装する際の業者依頼にかかる費用のポイントを詳しく見ていきます。
基本費用について
費用項目 | 内容 | 目安費用(税別) |
---|---|---|
コンクリート打設費 | 施工面積に応じた費用。コンクリートの種類や強度、配合により変動。 | 8,000円/㎡ ~ 13,000円/㎡ |
人件費 | 職人の作業時間や人数に基づく費用。 | 15,000円/人~ 25,000円/人 |
運搬費 | コンクリートの運搬距離や量に応じた費用。 | 1㎞あたり500円 ~ 1,000円 |
業者によるコンクリート打設の基本費用は、主に「コンクリート打設費」「人件費」「運搬費」などから構成されます。※費用の明細は業者さんによって変わってきます。
まず、コンクリート打設費用は、施工面積に対して「㎡単価 × 面積」で計算され、㎡単価はコンクリートの種類や強度、配合によって異なります。
目安として、8,000円/㎡〜13,000円/㎡程度が一般的です。高強度のコンクリートや厚みのある施工ほど単価が上がるため、具体的な見積もりを確認しましょう。
人件費は、職人の作業時間や人数によって決まり、1人当たりの人件費はおおよそ15,000円/人~2万5000円/人が相場とされています。これに加えて、運搬費が発生し、コンクリートを運搬する距離や量に応じて変動します。
運搬距離が長いほど、1㎞あたり500円〜1,000円程度の運搬費が加算されることがあります。
付帯費用について
費用項目 | 内容 | 目安費用(税別) |
---|---|---|
残土処分費 | 掘削した土の量や処分場の距離に応じた費用。 | 1m³あたり15,000円 ~ 20,000円 |
砕石敷き費用 | コンクリートの下地に敷く砕石の費用。 | 1m³あたり5,000円 ~ 1万円 |
型枠設置費用 | 施工範囲に合わせて型枠を設置する費用。 | 1㎡あたり数千円 |
養生費用 | コンクリート硬化のための養生にかかる費用。 | 数千円 ~ 規模により変動 |
排水設備設置費用 | 排水溝や雨水桝の設置にかかる費用。 | 1箇所あたり5,000円 ~ 1万円 |
コンクリート施工には、基本費用に加えて付帯費用もかかります。例えば、残土処分費は掘削した土の量や処分場の距離によって費用が異なり、1m³あたり15,000円〜2万円程度が目安です。
また、砕石敷き費用も重要で、コンクリートの下地に砕石を敷く場合、1m³あたり5,000円~1万円が一般的です。
さらに、型枠設置費用や養生費用も考慮が必要です。型枠設置は、施工範囲に合わせて1㎡あたり数千円の費用がかかります。
また、排水設備設置費用は排水溝や雨水桝の設置にかかるもので、1個あたり5,000円~1万円が相場です。庭の形状や必要な排水設備の数に応じて費用が変動するため、事前に見積もりを確認しましょう。
費用を抑える方法
業者に依頼する場合でも、いくつかの工夫で費用を抑えることが可能です。例えば、最も簡単に費用を抑える方法は、施工面積を減らす事です。
また、複雑なデザインや仕上げは手間と材料費が増加します。シンプルなデザインを選ぶことで、施工時間と費用を削減できます。透水性コンクリートやカラーコンクリートなどの特殊な材料は費用負担が多くなるため、特にこだわりがなければ通常のコンクリート施工を選びましょう。
また、必要最低限のオプションに絞り、不要なオプションを省くことで予算を削減できます。
費用を左右するポイント
庭のコンクリート施工の費用は、いくつかの要素によって変動します。まず、施工面積が広いほど費用は高くなり、コンクリートの厚さも厚いほどコンクリートを流し込む量が必要になるため価格が上がります。
また、施工場所によっては搬入経路が狭い場合や、傾斜地などでは追加費用が発生します。
さらに、地域による人件費や材料費の違いや、コンクリートの仕上げ方(金ゴテ抑えや刷毛引きなど)も影響します。
排水設備が必要な場合には、排水設備の設置費用も加算されるため、これらの要素を考慮した予算計画を立てることが重要です。
DIYで庭をコンクリートにする施工手順
自分で庭をコンクリートに施工するDIYは、計画から必要な道具の準備、具体的な施工手順までしっかりと理解しておくことが成功の鍵です。
準備と基本的な施工技術さえ押さえれば、業者に頼むよりも低コストでコンクリート庭を作ることができます。以下に、DIYでの施工手順を一つずつ解説します。
コンクリート打設に必要な道具
庭にコンクリートをDIYで施工する際に必要な道具とその参考価格を以下の表にまとめました。
道具名 | 用途 | 参考価格(税込) |
---|---|---|
トロ舟(プラ舟) | セメントやモルタルを練るための容器 | 約2,000円 |
ステンレス片手鍬 | セメントを混ぜる際に使用 | 約1,000円 |
コテ(押さえ用) | コンクリート表面を平らに均す | 約1,500円 |
コテ(仕上げ用) | コンクリート表面を滑らかに仕上げる | 約2,000円 |
バケツ | 水や材料の計量・運搬に使用 | 約500円 |
長靴 | 作業時の足元保護 | 約1000円~約2,000円 |
手袋 | 手の保護と汚れ防止 | 約100円~約500円 |
一輪車(手押し車) | 材料や廃材の運搬に使用 | 約6,000円 |
水平器 | コンクリートの水平を確認 | 約1,500円 |
スコップ | 土や材料の掘削・運搬に使用 | 約1,000円 |
ほうき | 作業後の清掃や表面仕上げに使用 | 約500円 |
養生シート | 周囲の汚れ防止や養生に使用 | 約1,000円 |
型枠用木材 | コンクリートの形状を整える型枠の作成に使用 | 約3,000円 |
ワイヤーメッシュ | コンクリートの強度補強に使用 | 約2,000円 |
転圧機(タンパー) | 地盤や砕石の締固めに使用 | 約5,000円 |
さらに、ミキサーやコンパクターやランマーなどの高価な道具は、購入せずにレンタルするのがおすすめです。レンタル費用は1日数千円ほどで、購入費用より安価に済ませることができます。
また、道具は用途に合わせて選ぶことがポイントです。例えば、初めてのDIYなら軽くて扱いやすいものを選ぶと作業がはかどります。代用できるものもあり、例えば小さな面積なら、家庭にあるバケツやゴム手袋を活用しても構いません。
施工手順
DIYでのコンクリート施工は、以下の手順で進めます。
① 計画・準備
まず、施工する庭のエリアを決め、用途を明確にします。その後、面積を計算して必要なコンクリートや砕石の量を算出しましょう。
準備する道具を揃え、施工前には騒音や通行の配慮として近隣住民への挨拶も必要です。また、施工範囲に水道管やガス管が通っていそうかどうかもチェックしておきましょう。
またコンクリートの仕上がりの位置がどこになるかもここできめておきます。
② 掘削・整地
施工エリアに生えている雑草をすべて除去し、コンクリートを打設する場所の表土を15〜20cmほど掘り下げます。(コンクリートの厚み+砕石の厚み=掘る深さ)
その後、地面をランマーでしっかりと転圧して固めます。さらに、地面に適切な水勾配をつけておくと、雨が降った際に水たまりができにくくなります。
③ 砕石敷き・転圧
掘削・整地後は、コンクリートの下地として砕石を5cm~10cmほど敷き均し、コンパクター(ランマー)でしっかりと転圧して固めます。砕石の種類は、ホームセンターで販売されている砕石で十分です。転圧することで、コンクリートを敷いた際の沈み込みを防ぎ、強度が増します。
④ 型枠設置
コンクリートの形状や厚さに合わせて、ベニヤ板やコンパネや木材を使って型枠を設置します。
型枠を鉄筋や木の杭などで固定して動かないようにしましょう。型枠がしっかりと固定されていないと、コンクリートの圧力に耐えられず、形が崩れる可能性があります。
⑤ ワイヤーメッシュ設置
型枠の中にワイヤーメッシュを敷設し、結束線でしっかりと固定します。ワイヤーメッシュは、コンクリートのひび割れを防ぐ役割を果たし、特に強度が必要な駐車場などに適しています。
⑥ コンクリート打設
ミキサーやトロ船でコンクリートを練り、型枠の中に流し込みます。
流し込んだ後はコテで表面を平らに均し、金鏝仕上げや刷毛引き仕上げなど、お好みの方法で仕上げを行います。ちなみに、刷毛引きは滑り止めとしての機能を持たすものなので、基本的には金ゴテ仕上げが適しています。
⑦ 養生
最後に、打設したコンクリートが完全に固まるまで養生を行います。養生の方法としては、シートをかけたり、定期的に散水して乾燥や凍結を防ぐなどの方法がありますが、失敗すると跡が残ったりもするのでお勧めしません。
一般的な養生期間は数日から1週間程度で、気温や湿度によって異なります。
施工時の注意点とポイント
コンクリート施工をDIYで行う際には、いくつかの注意点と重要なポイントがあります。まず安全対策が何よりも大切です。重機や鋭利な道具を使用するため、手袋や保護具を着用し、作業中の怪我を防ぎましょう。また、作業場所が滑りやすくならないようにするなど、周囲の安全にも気を配ることが重要です。
天候も施工の成否を左右します。特に雨天時に施工するとコンクリートが固まる前に水分が混ざり、強度が大幅に低下する恐れがあるため、晴れた日を選びましょう。
また、気温も施工条件に影響します。気温が低く凍結の恐れがあると、コンクリート内の水分が凍り、ひび割れが生じやすくなります。安定した温度で作業できる日を選ぶことで、品質の良い仕上がりが期待できます。
コンクリート施工は朝から始めると、表面が固まった後の仕上げ作業を明るいうちに行えるため、精度が保てます。
水量の調整もポイントです。水が多すぎると、コンクリートが柔らかくなりすぎ、固まった後の強度が不足します。逆に水が少なすぎると、材料が混ざりきらず、ひび割れや表面が崩れる原因になります。
インスタントセメントは水と混ぜるだけで使えるため初心者にも手軽ですが、通常のコンクリートと比べて強度が低くなる場合があるため、用途に応じた使い分けが大切です。例えば、駐車場などの荷重がかかる場所には強度の高いコンクリートを使用し、耐久性を確保しましょう。
また、排水にも十分な対策が必要です。コンクリートは水を透過しないため、適切な勾配をつけずに施工すると水たまりができやすくなります。
排水用の勾配や排水溝を設けることで、長期間きれいな状態を維持できます。最後に、仕上げ方法にも工夫が求められます。
たとえば、表面を金鏝で仕上げると平滑で耐久性が高まり、刷毛引き仕上げを選べば滑りにくくなります。見た目や機能性を考慮しながら仕上げ方法を選ぶことで、見た目の美しさと実用性を兼ね備えたコンクリート庭に仕上がります。
セメントで雑草対策をするのも効果的
セメントで雑草対策を行うのも効果的な方法です。雑草対策だけが目的であれば、コンクリートではなく、砂とセメントと水を混ぜて地面を覆う方法もあります。範囲がとても狭い場合はインスタントセメントを使うと効率的です。
この「セメント(モルタル)」での雑草対策は、コンクリートよりも手軽に行えるため、DIYに向いています。施工時にメッシュ筋などの補強も不要なため、失敗してもやり直しがしやすく、初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。
コンクリート施工が難しいと感じる場合や、より簡易な方法で雑草対策をしたい場合には、セメントを使った方法が一つの選択肢となります。
コンクリートの施工を業者に依頼する場合の確認事項
庭のコンクリート施工を業者に依頼する際には、信頼できる業者を選び、見積もり内容や契約事項を細かく確認することが重要です。
施工後にトラブルが発生しないようにするためにも、以下の確認ポイントを押さえておきましょう。初めて業者に依頼する際の不安を解消し、安心して依頼できるよう、質問例やチェックリストも参考にしてください。
業者選定のポイント
まず、業者を選ぶ際には実績と経験が豊富な業者を選ぶことが大切です。庭コンクリート施工の実績が多い業者は、仕上がりがきれいで、トラブル対応もスムーズです。具体的な施工事例を写真や動画で見せてもらうと、イメージが湧きやすくなります。
また、口コミサイトやレビューで過去の顧客の評判を調べ、対応の良し悪しや施工の満足度を確認しましょう。資格や免許(建設業許可など)の有無もチェックポイントです。
施工後の対応として、保証やアフターサービスが整っているか、何年の保証が付いているかも確認しておくと安心です。担当者とのコミュニケーションが円滑で、施工エリアが対応地域に含まれていることも確認することで、信頼できる業者選びが可能になります。
質問例:「施工事例を見せていただけますか?」「保証期間や内容について教えてください」「施工事例の中で施工中のお写真なども見せていただけますか?」
見積もり・契約の注意点
見積もりの際には、材料費、施工費、運搬費、残土処分費などの費用項目の内訳をしっかり確認することが大切です。また、担当者の対応や説明が丁寧であるかも選定基準のひとつです。
契約書には工事内容や工事期間が明確に記載されていること、支払い方法や保証内容が分かりやすく、納得のいくものであるかを確認しましょう。
追加費用が発生するケースについても事前に説明を受け、キャンセル条件も確認しておくとトラブル防止につながります。
質問例:「見積もりに含まれている内容について詳しく教えてください」「工事期間はどれくらいを予定していますか?」「追加費用が発生する可能性について教えてください」
施工内容の注意点
施工内容においては、使用するコンクリートの種類や強度、配合について業者さんからよく聞いておきましょう。
特に、駐車場など重い荷重がかかる場所には、強度が高いコンクリートを選ぶ必要があります。場所に応じて、駐車場には10cm以上、犬走りには7cm程度と、適切な厚さがどれくらいでその理由も聞いておきましょう。
水はけを良くするための水勾配や排水溝の設置についても相談し、排水設備が必要な場合には、設置費用や方法を確認します。
また、ひび割れ防止のためにワイヤーメッシュの設置があるかどうかも確認しておきましょう。
仕上がりの見た目に影響するため、金鏝仕上げや刷毛引き仕上げなどの希望する仕上げ方法も相談しておきましょう。
あくまでも「こうしてください」と施工方法を指定するより、「どうするのが適切か教えて頂けないでしょうか?」というスタンスで対応した方がスムーズに打合せが進みます。要望がある場合はと遠慮せずに聞いてみましょう。
質問例:「排水設備についてはどうなる予定でしょうか?」「コンクリートの仕上げ方法についてアドバイスをいただけますか?」「こうしたいと思っているのですが、うちの庭の場合どうなのでしょうか?」
着工前・施工完了後のポイント
着工前には、工事による騒音や振動が発生することから、業者が近隣に配慮した対応を行ってくれるかどうかを確認しておきましょう。
工事車両の駐車スペースを確保し、施工場所を事前に確認しておくことで、想定と違った場所に施工されるといったトラブルを防げます。
その後、契約に基づいて支払いを完了します。また、保証期間やアフターサービスについても確認し、問題が発生した際に迅速に対応してもらえるよう、連絡方法を確認しておきましょう。
質問例:「工事前の近隣へのご挨拶は行って頂けるのでしょうか?」
庭をコンクリートにした施工事例
庭や駐車場の雑草対策や見た目の改善において、実際の施工事例を見ることで具体的なイメージを掴みやすくなります。
ここでは、コンクリートを使ったさまざまな施工事例を写真や図解、お客様の声とともに紹介し、ポイントを解説していきます。それぞれの事例を参考に、庭づくりや雑草対策のアイデアに役立ててください。
庭の雑草対策でコンクリートを使ったSさんの事例
家庭菜園を楽しんでいたS様は、庭に生えてくる雑草に長年悩まされていました。ご自身で防草シートと砂利を敷くなどのDIY対策を行いましたが、雑草は再び生えてきてしまい、その効果は十分とは言えませんでした。雑草取りの手間を減らし、庭を整備する方法を探していたS様は、最終的に庭全体をコンクリートで覆うことを検討されました。
西原造園はS様のニーズをしっかりと理解し、コンクリート施工を提案。コンクリート舗装は雑草の発生を防ぎ、メンテナンスの手間を大幅に削減するため、長期的な庭の管理が非常に楽になります。施工後、S様の庭は見違えるほど整備され、雑草の心配も解消。庭のお手入れが格段に楽になったとご満足いただけました。
この事例は、庭の雑草対策としてコンクリート施工が有効であることを示しており、庭の手入れの手間を省きたい方にとって参考になるものです。ただし、コンクリート施工には費用やデザイン面での考慮が必要ですので、施工を検討する際は専門業者との相談が重要です。
駐車場にコンクリートを敷いたTさんの事例
奈良県大和郡山市にお住まいのS様は、ご実家の庭の管理に長年悩まれていました。庭は荒れ放題で藪蚊が発生し、ご近所への影響も気にされていました。また、車を駐車するスペースがなく、庭の手入れが大変でした。こうした問題を解決するため、S様は西原造園に相談されました。
施工内容として、まず庭に残っていた切り株を撤去し、2台分の駐車スペースを確保しました。駐車スペース以外のエリアには防草シートを敷き、その上に砂利を敷設することで雑草の発生を抑え、日々の手入れを軽減しました。また、新たに玄関までのアプローチを設け、防犯対策と庭のデザイン性を高める工夫も施しました。
この施工により、S様の庭は管理がしやすく、機能的なスペースに生まれ変わり、庭の荒れや蚊の問題も解消。S様は安心して庭を活用できるようになり、ご近所への心配もなくなりました。
家の周りをコンクリートで覆ったKさんの事例
奈良県香芝市にお住まいのK様は、家の周りの雑草に悩まされ、特に夏の草むしりが負担になっていました。
K様からのご相談を受け、私達西原造園ではコンクリートを用いた雑草対策だけでなく、お子様やペットが自由に遊べるスペースとしての庭づくりをご提案しました。
施工後は、理想的な庭が完成し、河崎様は日々庭の様子が変わっていくのを楽しみにされています。春の訪れとともに、休日をより有意義に過ごせるようになったと喜びの声をいただきました。
おしゃれなコンクリート施工を行ったSさんの事例
奈良市法蓮町にお住まいのI様は、庭の雑草対策と猫の糞害に長年悩んでおられました。特に夏場には雑草が一気に伸び、手入れが大変だったほか、猫の糞による悪臭も日常的な問題でした。以前、砂利を敷設して対応しましたが、時間とともに効果が薄れ、雑草が再び生えてくるという結果に終わっていました。
このような背景から、I様はおしゃれで機能的な庭にしたいと考え、当社にご相談いただきました。
そこで、庭全体をコンクリート平板を使ったインターロッキングで舗装する提案を行い、施工に移りました。コンクリート平板を使ったインターロッキングは雑草の発生を抑えるだけでなく、デザイン性にも優れており、庭の美観を一層引き立てます。また、猫の糞害対策としても効果的で、庭の清潔さを保てる点が評価されました。
施工後、I様は「庭が見違えるほどきれいになり、手入れも楽になりました」と満足の声を寄せてくださいました。この事例は、雑草対策や害獣対策に悩む方々に向けて、おしゃれなコンクリート施工の一例としてご参考いただけるので、詳細は次の記事を覗いてみてくださいね。
コンクリートをおしゃれにする方法
庭にコンクリートを敷く際、無機質でシンプルな見た目が気になる方もいるかもしれません。そんなときは、デザインや色を工夫して、個性的でおしゃれな空間に仕上げる方法があります。
このセクションでは、コンクリートのデザイン性を高めるための代表的な手法をご紹介します。
デザイン手法 | 概要 | 施工方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
カラーコンクリート | コンクリートに着色剤を加えて色を付け、庭を多彩な色合いに仕上げる方法。 | コンクリート打設時に着色剤を混ぜるか、表面に塗装。 | 温かみや個性が出る。庭全体に統一感が生まれ、デザイン性が高まる。 | 費用が高くなる場合がある。対応できる業者が限られるため、事前確認が必要。 |
洗い出し | コンクリート表面のセメントを洗い流し、内部の石材を露出させて自然な風合いを演出する方法。 | コンクリート打設後、表面のセメント成分を洗い流して石を見せる。 | 和風やナチュラルなデザインに馴染みやすく、控えめで自然な美しさが出せる。 | 施工には技術が必要で、DIYが難しいため、専門業者への依頼がおすすめ。 |
レンガやタイルの組み込み | コンクリートにレンガ、タイル、石材などを組み込んで模様や色のアクセントを加える方法。 | コンクリート打設前に素材を配置、もしくは固まる前に埋め込む。 | 比較的低予算でおしゃれな庭が作れる。好みの色と形状で自由に組み合わせられる。 | デザインの自由度が限られる場合がある。 |
カラーコンクリート
カラーコンクリートとは、コンクリートに着色剤を加えて色を付け、庭を多彩な色合いで仕上げる方法です。一般的な灰色のコンクリートとは異なり、温かみや個性が感じられる仕上がりになります。
カラーコンクリートには、淡いベージュやグレーなどのナチュラルカラーから、スタンプを使って模様や質感を加えたスタンプコンクリートまで様々な種類があります。選ぶ色は、家の外壁や周りの植物と調和するものが人気です。
施工方法は、コンクリートの打設時に着色剤を混ぜ込むか、表面に塗装することで行います。メリットは、庭全体に統一感が生まれ、デザイン性が高まることです。
一方で、一般的なコンクリートに比べて費用が高くなる場合があるため、予算を確認してから検討しましょう。
注意!:カラーコンクリートやスタンプコンクリートをご希望の場合、業者さんによっては対応できない業者さんもおられるため、最初のお問い合わせ時に施工可能か確認しておくと安心です。対応が難しい業者さんと打ち合わせを進めてしまうと、お互いに時間や手間がかかってしまうので、早めの確認をおすすめします。
ちなみに、弊社(西原造園)では、品質管理の観点からスタンプコンクリートおよびカラーコンクリートの施工は行っておりません。ご了承ください。ドライテックやオワコン(オコシコン)等の同様の事情から行っておりませんのでご了承ください。
洗い出し
洗い出しは、コンクリート表面のセメント部分を洗い流し、内部の石材を露出させることで自然な風合いを演出する方法です。
この手法は、和風やナチュラルな庭のデザインに馴染みやすく、控えめな美しさを持ち合わせています。石材の種類や色合いも選べるため、庭のテーマに合わせた選択が可能です。
施工方法は、コンクリートを打設した後に表面のセメント成分を洗い流すことで、内部の石を見せるという工程をとります。洗い出しは独特のデザイン性を生む一方、施工には技術が必要で、自分で行うのは難しい場合があるため、専門業者に依頼することをおすすめします。
コンクリートの中にレンガなどを入れる
コンクリートのデザインにアクセントを加えたい場合は、コンクリートにレンガやタイル、石材などを組み込む方法も効果的です。
この方法では、コンクリートの中に異なる素材を配置することで、模様や色のアクセントが生まれ、独特のデザイン性が生まれます。素材は、赤レンガやタイル、白石など、乱形石など、好みの色と形状を自由に組み合わせられるため、オリジナルの庭を演出することができます。
施工は、コンクリートを打設する前にレンガや石材を配置するか、コンクリートが固まる前に埋め込む形で行います。メリットとしては、比較的低予算でおしゃれな庭が作れる点ですが、複雑なデザインにはやや自由度が制限されることもあります。
コンクリート以外の雑草対策方法
庭の雑草対策としてコンクリート施工を検討している方も多いですが、他にもさまざまな方法があります。それぞれの方法に異なるメリットやデメリットがあり、ユーザーの希望や予算に応じた最適な方法を選ぶためには、比較検討が重要です。
ここでは、コンクリート以外の雑草対策方法について費用や耐久性、メンテナンス性などの比較項目をまとめ、各方法の特徴や施工事例も交えて解説します。具体的な情報と視覚的な比較チャートを通じて、ユーザーが自身に合った方法を選べるようにお手伝いします。
雑草対策方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
除草剤 | 即効性があり、土に直接散布するだけで手軽に雑草を枯らすことが可能。 | 手軽で即効性がある。 | 土壌や環境への影響が大きく、頻繁な使用は環境負荷につながる。 |
熱湯・お酢・重曹など | 自宅にあるもので手軽に行えるDIY除草方法。 | 費用を抑えられ、環境への影響も少ない。 | 効果の持続性が低く、繰り返し作業が必要。 |
乱形石・乱張り | 自然石を不規則に敷き詰めることでナチュラルなデザインを楽しめる方法。 | 長持ちし、和風・洋風の庭に合う。 | 施工には技術が必要で、費用が高くなる傾向がある。 |
コンクリート平板 | 平らなコンクリート製の板を敷き詰めてデザイン性を高める。 | 強度が高く、デザイン性が高い。 | 目地から雑草が生えることがあるため、施工には注意が必要。 |
防草シート+砂利 | 防草シートと砂利を敷き詰めて雑草を防ぐ方法。 | 水はけが良く、耐久性が高い。 | シートが劣化すると雑草が再発するリスクがある。 |
固まる土 | セメントや天然素材を使って雑草が生えにくいように加工された土。 | 見た目が自然で、DIYで施工しやすい。 | ひび割れしやすく、施工に注意が必要。 |
人工芝 | 見た目が美しく、装飾性と雑草対策を兼ね備えた方法。 | 手入れがほとんど不要で雑草が生えにくい。 | 火に弱く、土や砂利が乗ると取り除きにくい。 |
レンガ・インターロッキング | 耐久性とデザイン性が高い敷き詰め方法。 | 耐久性があり、デザインのアレンジが可能。 | 施工には技術が必要で、費用が高くなることがある。 |
ウッドチップ・バークチップ | 自然素材を使い、見た目がナチュラルで土壌に優しい防草方法。 | 自然な風合いが出せ、土壌改良にも効果がある。 | 定期的な補充が必要で、長期間の維持には手間がかかる。 |
グランドカバープランツ | 地面を覆う植物で雑草を抑え、美しい景観を作る方法。 | 環境に優しく、長期間で美しい景観が維持できる。 | 効果が出るまでの育成期間が必要で、手入れも必要。 |
防草対策:コンクリート以外の方法を比較チャートで解説!
この表は、各雑草対策方法の「費用」「耐久性」「メンテナンス性」「見た目」「環境への優しさ」を5段階で評価し、比較しやすくまとめたものです。(弊社評価)
対策方法 | 費用 | 耐久性 | メンテナンス性 | 見た目 | 環境への優しさ |
---|---|---|---|---|---|
除草剤 | 1 | 3 | 2 | 2 | 2 |
熱湯・お酢・重曹 | 1 | 1 | 1 | 1 | 5 |
乱形石・乱張り | 5 | 5 | 5 | 5 | 3 |
コンクリート平板 | 5 | 5 | 4 | 5 | 3 |
防草シート+砂利 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 |
固まる土 | 4 | 5 | 5 | 4 | 3 |
人工芝 | 4 | 5 | 5 | 4 | 3 |
レンガ・インターロッキング | 5 | 5 | 4 | 5 | 3 |
ウッドチップ・バークチップ | 2 | 2 | 3 | 4 | 4 |
グランドカバープランツ | 2 | 3 | 1 | 5 | 5 |
除草剤を使う
除草剤は、即効性があり、土に直接散布するだけで雑草を枯らす手軽な方法です。グリホサート系やMCPA系など種類があり、それぞれ異なる効果や使い方があります。
使い方は簡単ですが、土壌や環境、人体への影響にも注意が必要です。土壌や地下水に薬剤が流れ込むと長期的な環境負荷になるため、使用量には気をつける必要があります。除草剤が不安な場合は、環境にやさしい除草方法を検討すると良いでしょう。
熱湯、お酢、重曹、石灰などを使ったDIYでの除草
自宅にあるもので雑草対策ができるDIY除草方法は、費用が抑えられ、環境への影響も少ないのが利点です。
たとえば熱湯は雑草の葉に直接かけるだけで除草効果が得られますし、お酢や重曹、石灰も植物の成長を妨げる働きがあり、除草効果があります。ただし、効果の持続性が低く、何度も繰り返す必要があるため、日常的なメンテナンスが必要です。
天然の石を敷く(乱形石・乱張り)
乱形石や乱張りは自然石を不規則に敷き詰めることで、和風から洋風まで多様なデザインが楽しめます。庭に自然な風合いを出したい場合におすすめで、石材の種類によって見た目の印象や価格帯が異なります。
施工には技術が必要で、プロに依頼すると費用が高くなりがちですが、耐久性が高く長期間使えることがメリットです。
コンクリート平板を使う
コンクリート平板は、平らなコンクリート製の板を敷き詰める方法です。様々なサイズや形状、色があり、庭に合わせたデザインが可能です。
強度も高く、庭におしゃれな演出ができます。ただし、施工を間違えると目地から雑草が生えてくることもあるため、施工には注意が必要です。
防草シート+砂利
防草シートと砂利を組み合わせた方法は、雑草対策として広く使われています。防草シートには織布や不織布のタイプがあり、劣化しにくいものを選ぶと耐久性が増します。
シートの上に砂利を敷くと水はけが良くなり、メンテナンスも比較的楽です。防草シートが劣化すると雑草が再発するリスクがあるため、耐久性の高いシートを選ぶのがポイントです。
草が生えない土【固まる土】を使う
固まる土は、セメントや天然素材を使って固まるように加工された土で、乾くと雑草が生えにくくなります。見た目も自然で、DIYで施工できるため費用が比較的安く済みます。ただし、ひび割れしやすく、施工を間違えると耐久性が低くなるため、丁寧な施工が求められます。
人工芝
人工芝は、見た目が美しく、雑草対策と装飾性を兼ね備えた方法です。様々な素材や価格帯の人工芝があり、好みに合わせて選べます。人工芝のメリットは、手入れがほぼ不要で、雑草が生えにくいことですが、バーベキューなど火を扱う場合は不向きです。
また、人工芝の上に砂利や土がのるとかなり取り除きにくくなるため、土や砂利が人工芝に乗らないように注意しましょう。
レンガ、インターロッキング
レンガやインターロッキングブロックを敷き詰める方法は、耐久性とデザイン性に優れています。レンガやブロックの種類によって価格や見た目が異なり、庭に合わせたアレンジが可能です。
DIYもできますが、きれいに敷き詰めるには技術が必要で、プロに依頼すると費用が高くなりがちです。
ウッドチップ、バークチップ
ッドチップやバークチップは、自然素材を使った防草方法で、土壌に優しく、見た目にもナチュラルな風合いが出せます。ただし、経年で分解してしまうため、定期的な補充が必要で、長期間の維持には手間がかかります。
グランドカバープランツ
グランドカバープランツは地面を覆う植物で、雑草が生えにくい環境を作ります。種類が豊富で、庭の環境に合った植物を選べば、美しい景観が長持ちしますが、効果が出るまでに育成期間が必要です。環境に優しい方法ですが、成長を促す手入れが必要となります。
コンクリートの雑草対策について色々調べけど、自分ではできそうにない人へ
奈良県にお住いの方へ
あなたが奈良県にお住いの方であれば、次のような経験がないでしょうか?
「ネットで検索して色々情報を調べたけど、自分のお庭の場合、どの方法が適しているのか分らない…」
「調べすぎてどうすれば良いのか分からなくなって、考える事がだんだん面倒になってきた…」
そう思っていませんか?
そこで、造園・外構業者さんにお願いしようと考えてはいるけど、、、
「ネットの情報だけでその業者さんを信用していいのか不安だ…」
「ポータルサイトや一括見積りサイトや地元の業者さんのホームページを見たけど、業者さんの対応が悪かったら嫌だな…」
「結局、工事金額はいくらかかるの?」
そう思っていませんか?
これらが分からないと、いくらお庭の問題を解決したくても、不安感から二の足を踏んでしまっていて、ずっと困ったまま過ごさざるを得なくなってしまいますよね。
そこで、もしあなたが奈良県にお住いの方なら、私たち「西原造園の無料相談」がお役に立てるかもしれません。
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