あなたは今、固まる砂利を使って庭の雑草をできればと考えて考えていませんか?
とはいえ、固まる砂利を使ってみようと思うものの、どんなメリットやデメリットがあるのか?実際にやってみる前に知っておきた事かと思います。
そこで今回は、固まる砂利を使って雑草対策をやってみたい人の為に、固まる砂利の特徴とメリットデメリットをお伝えします。
固まる砂利の特徴
固まる砂利とは、砂利をセメントや接着剤などでくっつけて固めて雑草対策を行う施工方法の事です。
固まる砂利の施工方法には大きく分けて2種類の施工方法があります。
1つは、砂利とセメントを混ぜて固めるタイプ。もう一つは、敷き詰めた砂利のうえに液剤をかけて固めるタイプ。この二つがあります。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
練るタイプの固まる砂利の特徴
錬るタイプの固まる砂利とは、砂利を敷き詰める前に、水とセメント成分が含まれている砂利を練ってから敷き詰めるタイプの物です。
多くの場合、固化剤としてセメントが含まれています。セメントは、「水和反応」といって、水と混ぜ合わせる事によって化学反応を起こし固まります。ちなみに、錬り混ざった状態の事を通称ジャリコンと呼びます。
何が言いたいかというと、必ず練り込む必要があるという事です。
DIYで行う場合は、フネと呼ばれる四角い桶とクワを使って練り混ぜて行きます。これが非常に重労働です。
1袋だけならまだしも、これを10袋人力で混ぜるとなると、腰と腕が持たなくなってしまいます。
DIYで行う場合は、予め敷く範囲を決めておき、今日はここまで、次回はここまでと区切っていくとよいでしょう。
また、ジャリコン(固まる砂利)ができたら、地面に流し込み、その後小手で慣らさないといけません。
小手で均す時に重要なのは、最初にジャリコン(固まる砂利)を伸ばそうとしない事です。初めから塗りつけるようにジャリコン(固まる砂利)を伸ばそうとすると、凸凹ができてしまいます。
凸凹にならないように、まずはジャリコン(固まる砂利)を地面に流したら、小手で押しつぶすように広げて行きます。
パンパンと叩きながら広げる事で、まんべんなく平らに広がって行きます。
その後、仕上げで小手で撫でるようにしていきます。
あとは、1日~2日ほどで固まります。(商品によって養生時間は変わります)
耐用年数は、歩いたりしない所では、半永久的にもつとも考えられますが、経年劣化を考えると3~5年とみておくとよいでしょう。
メリット
- 施工方法が簡単
袋売りされている固まる砂利を袋から破って、水をかけて練り混ぜるだけなので、コンクリートよりも簡単に施工できます。 - 自然な風合いが出る
砂利と土の質感がでるので、お庭のアプローチになども自然な風合いを残しながら舗装する事ができます。 - 雑草対策としては効果的
雑草対策としては、抜群の効果が発揮できます。 - 掃除が簡単
表面は固まって舗装されているので、落ち葉掃除などがとても簡単です。
デメリット
- DIYでは重労働
DIYで行う場合、錬り混ぜることが非常に重労働になります。(プロ場合は攪拌機やミキサーなどの機械を使って練り混ぜます) - ひび割れを起こしやすい。
コンクリートよりもはるかに強度が弱いので、ひび割れを起こしやすいです。また歩くところに施工した場合、表面が剥がれて砂利を掃除するのが大変になる事もあります。 - 砂利のバリエーションを選べない
多くの場合、既製品が袋詰めされています。なので、白川石や赤砂利、川砂利など、砂利の種類を選ぶことができないというデメリットがあります。 - 歩くところには不向き
日常的に歩くところに、固まる砂利を施工すると、数年経つと表面が剥がれてきます。また、ひび割れの原因にもなります。強度の高い固まる砂利もありますが、歩行するところにはあまり向きません。
2 液剤をかけるタイプの固まる砂利
液剤をかけるタイプの固まる砂利とは、砂利を敷き詰めた後に、上から液剤を吹き付けるように施工する方法です。
砂利を敷き詰め、樹脂の成分が含まれた液剤を吹き付ける事で、砂利と砂利とが接着し固まる砂利になります。
錬り込むタイプとは違い、フネを使って水と混ぜる必要もありません。
なので、DIYで行う場合の作業はとても簡単です。
噴霧後、24時間ほどで固まりますが、季節などにより固化時間が変わります。
耐用年数は3~5年ほどです。
もし剥がれても再度、噴霧する事でまた固める事ができます。
注意点として、砂利の粒の大きさによって液剤の浸透のしやすさが変わってくることです。
もっとも良く浸透する粒の大きさは、1cm~2cm程度の大きさです。
5cm以上になると、砂利そのものが大きくなり、砂利と砂利が接する面積が非常に少なるなるので、強度が保てなくなってしまいます。
また、2mm以下になってくると、液剤が砂利の下の方まで浸透しにくくなります。そのため、多めに吹き付ける事が重要になります。
他にも、土や砂の場合、表面にしか浸透しません。土や砂に使用するのは控えた方がよいでしょう。
吹き付けるタイプの固まる砂利はこちらの商品が参考になります。
↓
メリット
- DIYでも作業が簡単に行える
砂利を敷いたら液剤を噴霧するだけなので、女性でも簡単に固まる砂利を作る事ができます。 - 砂利の種類を選ばない
どんな種類の砂利でも、固まる砂利にすることができるので、舗装の砂利のバリエーションが広がります。 - 落ち葉掃除が簡単
砂利が固まるので、落ち葉掃除がともて楽に行えます。 - 砂利が散乱しない
砂利を固めてくれるので、歩いた時に飛び散りません。子供が砂利を放り投げるという事もありません。 - 抜群の雑草効果
雑草対策に最適で、防草効果も高いです。
デメリット
- 練り込むタイプより剥がれやすい
液剤を砂利の上に吹きつけるだけなので、錬り込むタイプよりも剥がれやすく強度が弱くなります。 - 砂利の粒の大きさによって強度が変わる
砂利の粒の大きさによって強度が変わります。液剤が浸透しにくい場合や、砂利と砂利が接する面積が少ないと剥がれやすくなります。 - 歩行するところには不向き
強度はあまりありません。なので、よく歩く所に施工した場合、ひび割れたり剥がれたりします。 - 広範囲にスプレーをするのが大変
スプレータイプは、砂利の上からスプレーをかけるだけなので簡単ではありますが、敷き詰める面積が広範囲に及ぶ場合スプレーだと非常に大変な作業になります。
固まる砂利の水はけは大丈夫?
ここまで、錬り込むタイプと吹き付けるタイプの固まる砂利をご紹介してきましたが、両方ともに気になる事に一つとして、水はけはどうなのか?という事がありますよね。
透水性に関して言うと、どちらも透水性はあります。なので、水たまりは比較的できにくくなっています。
理由は、砂利と砂利の間を縫って水が浸透していくからです。
とはいえ、ゲリラ豪雨や、梅雨や秋雨、台風などの豪雨では、排水が追いつかなくなることもあります。
なので、透水性があるとはいえ、施工するときは、仕上がりの表面に勾配をつけて、水が会所(雨水マス)や排水溝に流れていくようにする事が大切です。
勾配率は1.5%~2%ほどとればよいでしょう。(勾配率1.5%=1mの距離で1.5センチ高くして勾配をとる。2%だと、1mの距離で2cm高くなるようにする)
固まる砂利を駐車場で使用してはいけない理由
駐車場がコンクリートだと味気ないので少しオシャレにしたいという方もおられるかと思います。
また、コンクリートだと高くなるので、固まる砂利だと少し安くならないかな?と思われる人もおられるでしょう。
しかし、残念ながら固まる砂利を駐車場で使用する事はおすすめ致しません。
理由は簡単で、強度が弱いからです。固まる砂利は基本的に雑草対策として用いられる事がほとんどです。なので、舗装用に作られていません。
コンクリートの場合は、工場で厳密に生成されています。さらに工場で生成されたコンクリートに、現場でメッシュ筋という鉄筋を入れて、強度を高めています。
要するに、そこには圧倒的な強度の違いがあります。
固まる砂利を駐車場で使った場合、割れるだけでなく、タイヤで表面の砂利が擦れて剥がれてきます。
ボロボロ取れてた砂利が雨に流れて道路に出ると、お隣の家の方まで流れていきます。
ご近所づきあいを大切にされている方ならなお気になる事でしょう。
その事から、プロは固まる砂利を駐車場に使用する事はおすすめしていません。
駐車場に固まる砂利を使用するのは控えるようにした方がよいでしょう。
固まる土と、固まる砂利の違いは?
ここまで、固まる砂利についてお伝えしてきました。似た商品に固まる土があります。砂利を固めるか、土を固めるかの違いです。
多きな違いは、固まる土の既製品は、錬り混ぜる必要が無いという事です。
既製品を袋から出して、小手で均し、上から水をかけるだけなので施工が非常に簡単です。
特にこだわりが無い場合は固まる土で雑草対策を行うのもお勧めです。
固まる砂利について、色々調べけど、結局どうすればよいのか分からな人へ
奈良県にお住いの方へ
あなたが奈良県にお住いの方であれば、次のような経験がないでしょうか?
「ネットで検索して色々情報を調べたけど、自分のお庭の場合、どの方法が適しているのか分らない…」
「調べすぎてどうすれば良いのか分からなくなって、考える事がだんだん面倒になってきた…」
そう思っていませんか?
そこで、造園・外構業者さんにお願いしようと考えてはいるけど、、、
「ネットの情報だけでその業者さんを信用していいのか不安だ…」
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、固まる砂利のメリットデメリットについてお話しました。
固まる砂利には錬り込むタイプと吹き付けるタイプがあるという事をお伝えしました。
それぞれのメリットデメリットを考慮して、ご自身に合った固まる砂利を使ってみてくださいね。
また、固まる砂利以外にも固まる土もあるので、是非試してみて下さいね。
雑草対策には次の記事が参考になります。