今回ご紹介するのは奈良市にお住まいで、お家のリフォームと同時に外構のリフォームを検討されていたN様です。
N様は、「お家のリフォームと同時に門周りのリフォームとお洗濯物を干しやすいようにしたいのですが…」とご相談頂きました。
そのお庭がどのように変身したかというと…
N様が抱えられていたお悩みと問題点
せっかくお家の中のリフォームをしてきれいになるのに外構がそのままだと見た目が気になる
お花を植えるより自転車を停められるようにしたい
お洗濯物を干すのにリビングから毎回段差を降りないといけない
テラスの樋が壊れていて水がジャバジャバに降ってくる
このお家の問題に対する処方箋
こんにちは。西原造園の西原智です。
今回は、お家のリフォームと同時に外構のリフォームをご検討されておられたN様のお話です。
ご相談頂く前に、N様は「お家のリフォームをするのですが、外構もリフォームをしたいので一度見ていただけませんか?」ということで弊社にご相談いただきました。
現地調査に行って、N様のご相談を伺い、実際に門周りを見させていただきました。
ツタが絡んで取っても取ってもまた出てくるという状況でした。
またN様はご自宅で教室をされており、「ご近所のお子様が自転車で来るので1台でも停められるようにしておきたい」とのことでした。
階段のタイル自体はきれいな状態でしたが、お家のリフォームをされて外構の見た目も変えたいということでした。
門柱やポストの位置、階段の高さなどは特にご不便な事も無いということでしたので、全て表面だけをやり替えて見た目だけを変える方法をご提案させていただきました。
また、現状のままではリビングから段差を降りてお洗濯物を干さないといけないので、毎日の家事の効率が落ちてしまいます。
「お洗濯物をリビングからスッと外へ出て干せるようにしたい」ということで、現状のテラスはそのまま使用し、ウッドデッキの取り付けをご提案させていただきました。
この問題をどうやって改善したのか?
解決ポイント1 植え込みを無くして自転車置き場に…
元々門柱の前にあった花壇は特にお花を植える事も無いということで、撤去し1台でも自転車が置けるようなスペースを作りました。
門柱は全てそのまま使用するので壊れないようにきれいに残しながら花壇だけを撤去していきます。
元々花壇だった部分は土の状態でしたので、下地を入れてコンクリートを打ちます。
仕上げにタイルを張るのですが、コンクリートを打つことでタイルのひび割れなどを防ぐことができます。
壁面塗装前の状態です。コンクリートの上にタイルを張り完成です。
今までは使用することが無かったスペースでしたが、1台でも自転車を停められるスペースに変わりました。
解決ポイント2 躯体を残して表面だけやり替えることでコスト削減…
N様にお話をお伺いし、「門周りに関しては現状でも特に不便に感じることはない」ということでしたので、見た目だけを変えていくご提案をさせていただきました。
階段のタイルは表面だけ外し、躯体(階段の基礎になる部分)は全て残して撤去していきました。
躯体も問題なく使用できる状態でしたが、一部だけ階段の高さに違いがありました。
その高さの微調整をする為に接着剤を塗りコンクリートを打っていきます。
コンクリートの上にコンクリートを打つ場合、活着が悪くなってしまいますので、接着剤を塗っていきます。
全面に玄関ポーチと同じタイルを張っていきタイルは完成です。
壁面の塗装をする為にタイルや壁面以外の箇所が汚れないように養生していきます。
今回は濃い色にしたいというN様のご希望でこげ茶色で塗装しました。最初の見た目とだいぶ変わってN様にも喜んで頂けました。
外壁を全て撤去してやり替えることも可能ですが、躯体が問題なく使用できるようであればコストを抑えて施工できるので見た目だけ良くなれば…という方には特におすすめです。
解決ポイント3 お洗濯物が干しやすいように…
元々あったテラスは屋根材だけ変えれば使用できるので、現状のまま使用し、竿掛けだけを取付けるご提案をさせていただきました。少し低めに竿掛けを取付けたので、女性でも腕を上まで上げずにお洗濯物を干せます。
N様のお家の場合、ウッドデッキで過ごすという使用方法ではなく、主にお洗濯に使用するという感じでしたので、竿掛けもノーマルタイプの物を使用しました。使い方によっては竿掛けを「取り外し可能」のタイプに変更もできます。
こちらも元々あったコンクリートのテラスですが「大きさが中途半端で…」ということでした。
具体的にお伺いすると「大きなものを干す為に、地面に置く物干しを置くのですが、片足だけ乗らないんです…」ということでした。
コンクリート部分のサイズを広げてはどうかというご提案をさせて頂き、同じ大きさ分ぐらいを広げました。これで、大きな物ものびのびとお洗濯できるようになりました。
以前はテラスの樋が壊れており水が上からジャバジャバと降ってくる状態でしたので、補修だけでもしておく方がよいのではないかとご提案させていただきました。
部材を新しい物に切り替えてきちんと地面まで雨水が流れるようになりました。
アフターの写真がなくて残念ですが…写真のテラス屋根の下に長いウッドデッキを取付けました。
リビングからの段差も無くなり出入りしやすくなりました。お洗濯物がすごく楽になったと喜んで頂けました。
実際に頂いたお客様の声